格闘!しぶーのVSブリスターパック



久々にライトを買ってしまいました。


今現在売られているライトは、大抵このようなブリスターパックに入っている。
昔のような箱やビニールではなく、縁を熱圧着されたパックで覆われている。
材質は恐らくポリエチレンテレフタラート、いわゆるPETというやつだ。


これがまたすこぶる頑丈で、毎回開けるのに苦労する
簡単に開かないということは輸送中にぶちまく恐れもなく、店頭で商品を守りつつも見やすく展示でき、箱を残して中身だけ万引きされるというリスクも少ない。




通常はハサミなどの刃物を使って周囲を切って開くようにして開けるのが正当で、中の説明書や保証書などが無傷で取り出すことが出来る。
切り取り線もなく、一度開けると二度と元には戻らないところがなんとなくアメリカを感じさせる。




さて、このブリスターパックは人力で開けるのは不可能とまで言われた難攻不落の梱包手段。
歴史上、数々のライトマニアを苦しめてきた恐るべき強敵だ。






新しいライトを買った日はお祭り状態

ようやく手に入れたライトは一刻も早くこの手で触れたい、電池を入れて点灯したい。
説明書とか保証書とかはあとでいい。
家に帰るまでにも開けたくてしょうがない、駅のホームとか電車の中とか喫茶店とかでも開けてしまいたい!



出先でナイフやはさみが都合よくあればいいのだが大抵ない。
しかも道具を使っても固くて切りにくく、下手をするとパックの端っこで手を切ったりと危険なものである。



 いつも持ち歩いているツールの一つにナイフはあるのだが、このナイフは大して切れるものではなく、無理に力で押し切ろうとするとかえって危険である。

楽譜の切り貼りにペーパーナイフとして重宝するくらいで、何かを切るには適していない。
しかも治安の悪化が懸念される昨今、いかに小型であれ公共の場所でナイフなど出すわけには行かない。




齧ってみよう。

人間の持つ最も固い武器、歯の力ではどうか?

ううむ・・・「歯が立たない」とはまさにこのようなことを言うのか。




人間は文明のない所ではいかに無力かを思い知った。
(そのパックも文明なのですがね)




しかしどんなものにも必ず弱点はある。
自分より大きな相手でも、相手の力を利用すれば倒すことが出来る。
(合気道の教え。記憶不確か。しかも関係ないし。)



この穴が弱点だ!





慎重に指でこじってゆくと何とか指一本分くらいの隙間が出来た。

しめた!ここから突破口になるかも!




そしてさらに隙間を広げて指が二本はいるようになったら・・・

これで両側から親指を差込み、少しずつ開けるか・・・。







奇跡は起こった。







人類には不可能とされたあのブリスターパックが、ついに破られた貴重な映像がこちら。



このパックは偶然にも大きく開いたが、上辺が開いちまえばこっちのもん。
両サイドから押して膨らませば中身が取り出せる。









・・・・。









いや、こんなことは当に知れ渡っている常識かもしれない。




もしくは「電話帳を破る」とか「スプーンを曲げる」とかのようものか。

日常生活中で電話帳を破る必要もなければスプーンを曲げる必要もない。
だから普通の人は挑戦すらしない。





それ以前に、




家に帰ってから開けろと・・・。









さて今回久々に買ったライト、パトリオ6とパトリオ7。

パトリオ6は単3電池一本で駆動、同じく単3電池一本のGTRよりも一回り小さい。
その分堅牢さは劣るとは思うが、ポケットに忍ばせておくには小さいほどいい。



明るさもほぼ同じくらいだが、パターンや中心照度ではパト6に軍配が上がる。


驚くほど明るくはない。
至近距離で使用するにはよさそう。

(この照射画像は暗闇ではなく室内灯が点いています。)


パトリオ7は単3電池二本で駆動、直径はほぼ同じ(テールキャップは違うようだ)、ヘッドは大きくなるがヘッドを回すと焦点調節が可能。
最も絞り込んだ時の照射パターンは四角い。

遠射もききそうなスポット。
そのぶん周辺光はほとんどない。


どちらもスイッチは半押し点灯できて使いやすそうなライトだ。
正直そんなに使う機会はないのだが。




それにしても、いつの間にかライトはずいぶん明るくなったものだ。

一時代昔ならマニアしか手に入らないような高級品やMOD品並みのスペックのライトが普通にホームセンターで売られている。

どんなライトも大抵買ってすぐの点灯ではその明るさに驚嘆する。
ひょっとするとこれは新たなメインになるのではないか?一瞬そんなことも思う。
家に帰って今までのもの比べると明るいのは電池が新品だったり、明るいのだが色合いが気に入らなかったりと、そのままコレクションボックス行きのライトも多い。
かつて光の色や明るさに当たり外れも多かった時代、逆にそれがこのライト界を発展させた理由の一つでもある。


当たり外れが大きくいつも点灯するまでドキドキだったパトリオプロ、ラクシオン最強といわれたVスクエアの明るさにマニア達は狂喜乱舞し、単3電池一本で1Wを叩き出したVキューブの出現した時ライト界は大騒ぎになった。
光の色が白いというだけで衝撃だったあの頃に比べ、果たして今の若いライトマニアはどのように思っているのだろうか?


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