茶臼山高原、茶臼山へ登る
前回までのあらすじ
春先に登ることが出来なかった茶臼山へとチャレンジするために再び茶臼山高原へ訪れたしぶーの。
例によって怪しげな天気の中まずは萩太郎山へ登り、いよいよこれから茶臼山へとチャレンジするのだが・・・・
売店「てんくう」のある第2駐車場まで下りてきました。
ここからいよいよ茶臼山へと向かいます。
相変わらず上空には白い雲がかかっていて天気は危うい。
えっちらほっちらと斜面を登ってゆく。
登山というより丘を登るという感覚。
後ろを振り返るとさっきまでいた萩太郎山が霧に包まれている。
雨が降ってきた。
現在地の萩太郎山から見た図。
不自然に木がない部分があるが、もしかしたらここもゲレンデだったのかもしれない。
ハイキングマップによるとこの場所は「自由の丘」、「自由の広場」というらしい。
なにも無理やり名前をつけんでもよかろう。
丘の部分を登り草地部分が終わると、いよいよ森ゾーンへ突入。
不気味に口をあける森の入り口。
森の中へ突入。
すぐに朽ち果てたような展望台が現れた。
これが見晴台というやつか。
ふんいき(何故か変換できない)ありまくりだろ!
幸い雨は小降りで降ったりやんだり、何とか登山を続けられる状態のようだ。
下調べでは岩場のような危険な箇所はないようなのでこの小雨でも強行。
このまま頂上を目指す。
急斜面にはきちんと階段が出来ているので危険はない。
ハイキングコースとしてきちんと整備されているものの・・・。
どうしてこの丸太の階段というのはおいらの歩幅に合わんのか。
一体どんな足の長いやつがこさえたのだろうか?
一段の高さも高いし幅も広い。
もしかすると階段よりもただの坂の方が登るのに楽かもしれない。
その証拠に丸木階段の横を通った形跡が数多く見受けられる。
この階段は砂防の意味もあるのでは?という説も。
登りはじめてから20分、明るく開けたところへ出ました。
何となく山頂が近いという感じがします。
道もなだらかになり、ちょっとした草地の広場もある。
(遠足の休憩広場的なやつ。)
見えてまいりました。
茶臼山山頂の展望台です。
愛知県最高峰、標高1416mの茶臼山からの365度の大パノラマ。
5?
ここは愛知県と長野県の県境にあたるので一瞬ですが長野県入り。
ここからは眼下に茶臼山高原リゾートや萩太郎山、遠くには北アルプス南アルプスの峰々を望むことができる。
なーんもみえーせん。
幸い雨は霧雨程度で風もあり涼しくてよいのだが景色は全く見えない状況だ。
気まぐれに雲の切れ目にならないかまっていたが一向に晴れる様子もない。
しばらく待ってはみたが、あきらめて下山することに。
普段はこんな風に見えるらしい。
「茶臼山 山頂」の画像検索の結果。
(別の茶臼山の画像も混じっています)
もう少し行くと鉄製の展望台があるがこちらは老朽化のため立ち入り禁止だった。
下り道。
本来ならば木々の間からは素晴らしい景色が見えているはずなのだが。
さて、この茶臼山に登ったならば是非見ておきたいものがいくつかある。
まずは雷岩。
要は巨岩だ。
愛知の山は基本的には砂山であまり険しくはないが、所々に巨岩がある山が多い。
この雷岩もそうなのだが、山のかなり上のほうに突然大きな岩があったりする。
一体こんな山の上までどうやって大きな岩を運んだのだろう?
(ツッコミはいらんぞ)
さらにゆくと雨乞い洞というものがある。
これも巨岩で岩の割れ目に空洞がある。
洞とはいうものの、人が入れる大きさでもない。
実際に信仰した場所というよりもイメージでつけたネーミングかもしれない。
そのセンスには、とっても健全さが感じられる。
更に下ってゆくと夫婦椹(さわら)と看板がついた木があった。
正直どれとどれが夫婦なのかよくわかりませんでしたが・・・。
いっそのこと(中津川のアレのように)雷岩と雨乞い洞も夫婦ということにしてしまい、この夫婦なんとかも含めて茶臼山高原全体をカップルや夫婦の聖地にして観光地化するというのもありかもしれない。
未婚のカップルには恋人の聖地萩太郎山へ、夫婦になった暁にはこの茶臼山へとか。
下りのこのルートはなだらかで早かった。
池が見えてきた。
ここはどこだ?
体育館や広い駐車場がある場所へ出てきた。
どうやら休暇村や県営牧場がある方へ出たようだ。
この地図には乗っていないルートだった。
ここからは最初の駐車場まで少し距離があるので道路を歩いて戻る。
駐車場へ戻ると観光客はほとんどまばらな状態、リフトは悪天候のため営業終了、閉店近いガラガラの売店でアイスを買って堪能し帰路に着いた。
あいにくの天候で景色には恵まれなかったが、ある意味運動のつもりだったのでこれでも満足。
(2016.8.4)