折々のお料理
飽くなき食欲が生んだ料理や食の研究 |
レタスを茹でる
地方で本番があった日など、帰りに道の駅などに立ち寄るのが楽しみだったりする。
そして産地直市場など見ると、ついつい調子こいて大量に買ってまう。
特に野菜が見切り品で大量に山積みされていると、ここぞとばかりに買い込む。
サニーレタス。
結構たくさんあるな。
もともと痛んできているので安く売られているわけだし、
さわび菜リーフはもう紅葉始まっちゃってるし、なるべく早く食してしまわねば。
わさび菜はそのまま食うしかあるまい。
とは言うものの、これだけの青菜を食するにはかなり苦労する。
サラダにしてもどんぶり山盛りになるし。
というわけで、湯がいてしまいましょ。
熱湯にそのままぶち込み熱を通す。
ヒートショックとか栄養がとかもういいですから、とにかくガサを減らさねば。
ブーチッブーッチ、ブーチッブーッチ・・・
♪テーテーテレッテテー!
こんなにスリムになりました!
さて、すっかり茹で上がったサニーレタスには何をつけて食そうか。
元がレタスだけに、ドレッシングでもつけてみようか。
おう?
合わねぇ・・・。
どうしたことか、さっきまであんなに相性が良かった人々のこの裏切りよう。
どうしよう、もう戻れない。
というわけで、変わり果てた姿をご覧ください。
普通におひたしじゃねえか。
うむ、鰹節とポン酢が似合う姿になってしまった。
しかしこれ、何の違和感ものなく普通に美味いな。
まるっと一玉入手したレタス。
見ると所々痛みが激しい。
数枚めくってみるとどうやら中の方まで痛みが進んでいる様子。
こんな玉が数十円で投げ売りされているので当然買いでしょう。
捨てられてしまうくらいならばいただいちまおうか。
傷んだのが表面だけならめくりつついけると思ったが、なかなか急を要するようだ。
というわけでまるごと湯の中にドボン。
このようにみっちり巻かれたレタスは中まで火が通るのか?
何度か反転させつつ、表面からめくってゆく。
なんか妙な光景だな。
湯がいたら冷水にさらす。
なんか見たことがある光景だな。
サニーレタスよりも葉が肉厚でずっしりと重い。
ブーチッブーッチ、ブーチッブーッチ・・・
こんなのが・・・
♪テーテーテレッテテー!
こんなにスリムになりました!
というわけで、すっかりポン酢やだし醤油が似合うおひたし菜っ葉になってしまいました。
というか、普通に美味いな。
普段生のものに火を通すのはなんとなく気が引けるが、料理としては十分アリだ。
見切り品菜っ葉、食おうぜ!
(2018.12.15)