折々のお料理

飽くなき食欲が生んだ料理や食の研究

夏チョコ冬チョコ再び


以前に、市販のチョコレートは夏と冬では同じ製品でもその気温差にあわせて溶けやすさが違う製品が売られているのではないか?
との疑問から実際に買い置きしたチョコを比べてみる実験をした。


結果は確かに違いがあった。
しかし、気温の高い夏に売られているチョコのほうが当然高温に強く溶けにくいという結果が出るはずだったが、どういうわけか予想とは異なる結果になった。




そして新たに浮上した疑問。




「夏チョコは表面の刻印が逆なのか?」

 


比べた中では「溶けにくい(暑さに強い)チョコ」は表面のメーカーロゴが逆に刻印されていた。
しかも実験結果ではに買ったチョコ。
保管中に入れ替わったのでは?という仮説のもと、
「刻印が逆バージョン=溶けにくい」
という結論に至った。

あれから半年、夏に売られているチョコを検証して、果たして刻印は逆なのか?
刻印によって区別されているのか、を確かめます。







再びチョコを入手しました。

実験検証と称してチョコ食いまくり。



購入した時期は6月、7月、8月

どれも商品が頻繁に入れ替わっていると思われる近所のコンビニとスーパーで買いました。




見る限りチョコレートの賞味期限はほぼ10ヶ月。
購入時期に比例してきっちり並んでおります。





早速検証。



まず8月チョコ。
これぞ正真正銘真の夏チョコ。
出荷された時期とタイムラグはあるだろうが、恐らく真夏を想定した仕様になっているはず。

刻印は?

逆ーーーーーーー!!!

やはり逆なのか。




続いて7月チョコ。

実はコイツだけコンビ二ではなくスーパーで買いました。


あれっ、逆ではない!




そして6月チョコ


逆。




微妙に色が違うように見えますが、ストロボの強さと露出の関係か、実際にはほぼ同じ色に見えます。




ちょっと待て。

「夏チョコはやはり刻印が逆でしたーーーー!」

で終わるはずが、また違った結果に・・・。







溶けやすさはどうなのか?

検証したこの日、室温は32℃。

28℃で溶け始める良質のチョコならすっかり柔らかくなっているはず。


つんつん。
(ア○レちゃんかよ!)

突っついて、固さを比べてみました。
やはりこの暑さ、どれも柔らかくなっている。



ん?



この画像では左から固い、柔らかい、柔らかいの順。
明らかに固さが違う。

 

左は柔らかいながら折ることが出来た。
真ん中と右はにむーんと伸びた。
明らかに柔らかい。



つまり・・・
6月チョコ→刻印が逆。溶けにくい。
7月チョコ→刻印が順。溶けやすい。
8月チョコ→刻印が逆。溶けやすい。

・・・・?
もう何が何だか。

ということは、刻印と溶けやすさ、販売時期は関連性が少ないということがわかりました。

だとすると、前回の実験は入れ替わってはおらず、正しい結果だった?



わかったこと!

市販のチョコレート(某メーカーのとあるブランドの製品)には夏バージョン冬バージョンのように、溶けやすさに差があるものが少なくとも2種類がある。
刻印の逆バージョンが存在するが、単なる包装の偶然かロットの違いか、製品の区別の為ではないと思われる。
生物ではないため、流通経路によって販売されている時期、製造時期にズレが生じやすく、意図的に仕様を変更しているのかは疑問。
製造時期と賞味期限に差がないとすると、市場ではそれらの違いのあるバージョンが混在している。




さて、結果も判ったことだし、食おう。



そのほかにも2度ほど食してみたが、いずれも刻印は逆バージョンだった。
冬に順バージョンが現れる頻度と夏に逆バージョンが現れる頻度はほぼ同じ、やはり何らかの意図的区別を感じるが・・・。


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