折々のお料理

飽くなき食欲が生んだ料理や食の研究

夏は冷えた○ー○が飲みたいのだ!


カルメ焼きに苦戦するあまり、せっかく温度計を入手したのだから、有意義に使ってみましょう。



夏と言えば冷えた○ー○をぐいっと飲むのが何よりもの愉しみという人は多いと思われます。
冷蔵庫から出してグラスに注いで、間髪入れずに飲めば、それはそれは冷えた状態で楽しむことが出来る。


コレが理想的。



しかし注いだまま、ふと油断して放置して、気がつくとぬるくなっている。


さすが夏!
この暑さ恐るべし!




ほんの少し目を放した隙に、テーブルの上のグラスの中では一体何が起こっているのだろう?
どのくらいの短時間で、どのくらいの温度上昇があるのか?
測ってみることにしました。




コーラです。





なに?
ビールじゃにゃあのか!?

大の甘党のしぶーのはビールよりもコーラ党なのでした。







この日室温は30℃を越えた。
湿度は60パーセント、じっとしていても汗が出る。

エコロジーと理由をつけてエアコンは使わず。



まずは放置された状態でどのくらい温度が上昇するのか?
缶コーラで実験。

温度計をつるして計ってみました。
計測方法は蓋をしない状態で安静に攪拌せず、底からおよそ5センチ浮いた状態で計測。
 
自販機から出てきたばかりの状態。
ギンギンに冷えております。

温度を測ると5℃



このまま放置して温度の上昇を見てゆきます。



1分後・・・5.5℃
3分後・・・6.5℃
5分後・・・7.0℃

この計測方法では、温度計の使用方法や読み方などを含め、小数点以下の正確さには疑問があります。

意外と上昇が早い。
缶の中ではめまぐるしく対流が起こっているのだろうか?


順調に温度上昇を続けそして10分後・・・

わずか10分の間になんと10℃まで上昇。



室温に放置するとみるみる温まってゆくことが判明。


実際に5℃と10℃では、飲んだ時にどれくらい違いがあるのだろうか?

時間差で順番に冷蔵庫から出して飲み比べてみることにしました。

家の冷蔵庫から出した時の温度はおよそ7℃。
いつも飲んでいる温度だが、まあ冷えているなというくらい。



適当な器がないことに気づき、目の前にあった器で代用。




椀かい!

これぞ椀コーラ

冷蔵庫から時間差で出して温度を測るものの、温度計は室温の高さもあいまってめまぐるしく上下。
正確な温度を測るのにはしばらく温度計を差しておかなければならないが、その間にも温度は上昇、もはやよくわからない状態に。

なので温度は推定です。

5℃
自販機から出てきたばかりの温度。
飲んでみると
「ごぐわがげ@※△%&〜!!」という状態。
(つまりよく冷えています。)

恐らく7℃くらい。
我が家の冷蔵庫から出したばかりの温度。
ギンギンではないがよく冷えていると感じる。

恐らく10℃前後
確かに冷えているのだけどもちょっと物足りない。
最初の一杯がこのくらいならば特に問題はなさそうなくらい。

恐らく12℃以上
確かに冷えているのだけども、ちょっとぬるいと感じる。

わずかな温度の差でも違いが感じられた。
人間の感覚なのでその時々の状況にもよるが、温度に対する感覚はシビアな気がする。

元々冷えていたものがだんだん温まってゆくのだから、口に運ぶたびに温度が上がっている。
その比較で温くなったと感じやすい。

そして冷蔵庫から出された物は室温に影響されて想像以上に温まるのが早い。




結論。
出来るだけ早く(本当に短時間で)飲んじまうに限る。

と言うことは、冷蔵庫から出された食品も気をつけないと想像以上に早く痛むということですな。






さて・・・





実験の為とは言え短時間ですっかり温くなってしまった。

缶だからフタねえし・・・。

(ここで判ったこと。)
(グラスに注ぐだけで1℃上昇する。)



を入れてみた。

さすが氷、温度はみるみる下がってゆく。


氷の周りは当然0度に近くなるのだが、肝心な部分は冷えているのだろうか?

 
飲んでみると確かに氷が口に当たるので冷たい。
しかしその冷たさに比べ底のほうはまだ冷え切ってない感じがする。


対流を待っていては室温で氷がすべて溶けてまうので、攪拌したのち念のため氷は全部グラスから出しました。
全体が2℃くらいまで下がりました。
 

これは冷たい!
頭に響くほど冷えている。

通常冷えた液体は下に沈みますが、この場合溶けた氷とコーラの比重が違うので、氷が溶けた水は上澄みとなります。



よく考えたらほとんど炭酸が抜けているがな・・・。



炭酸飲料ではなく、多少薄まっても問題ない麦茶などの飲み物なら有効。

というか、何を今さらという結論!


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