折々のお料理

飽くなき食欲が生んだ料理や食の研究

カレーチャーハン




腹減った・・・。




しぶーのが料理をする原動力など、大体そんな理由だ。

冷蔵庫にはたいした材料もない。
あれこれ手間をかけるのも面倒なのでささっと※カチャでも作ろうか。


※カチャ  ←  カレーチャーハン(その略センスはいかがなものか)


数多の料理の中で、中華料理は非常に出来が早い。
もちろん下ごしらえは必要だが、強火であっという間の短時間で出来てしまうので空腹になってから作っても餓死する心配がない。

カレーを使うという意味では中華というよりも洋食ともいえるが。


さて、ご飯はジャーの中に残りがある。
少々時間がたって隅っこが固くなってきているがチャーハンにするにはちょうどいい。

他に何か具になるものはないか?
冷蔵庫を漁ってみるものの、ソーセージの残りくらいしかない。


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まあソーセージも立派な具なのでありがたくいただくとしましょう。



味噌煮込みうどんの具に使った残りの油揚げが瀕死の状態だったのでこれも入れてしまいましょう。

考えようによってはチャーハンは何でもかんでも在庫一層セールができるので便利だ。

冷凍のミックスベジタブルでもあればそれらしく彩りも鮮やかになるのだが、ないので割愛。



タマネギはみじん切り、一人前に中玉半分ほど使います。
もちろん多ければ多いほど出来上がりが甘く美味になる。



チャーハンは鍋に火が入ってしまえば時間との戦い。
あらかじめすべての材料を準備してから始めます。

油、材料、皿、調味料、すべてスタンバイOK!




鍋を十分に熱して油をまぶしてから具材を投入!

強火で手早く、あっという間に火が通ります。




タマネギに火が通ったらご飯を投下。

全体がほぐれるように炒めます。



ご飯が入ると焦げ付きやすいので尚忙しくなる。
焦げ付かないように少し火を弱めます。

本来は強火のまま豪快に鍋をぶん回すといいのだが、この未熟なテクニックでやってしまうとレンジ周りの後片付けのほうが大変なので、鍋を振らずに手早く鍋の中でかき混ぜます。

油を大目にしたりラードを入れればパラリとしてつややかなチャーハンが出来上がるが、カロリーを気にして少なめの油で挑戦。




味付けはコンソメ。
洋風の味付けには不可欠で非常に便利。

いつも同じ味になってしまうが。

小さじ半分ほどでOK。




さて、カチャの味付けで一番大切なのは言うまでもなくカレー粉

 

カレーはインドの料理だが、複雑な香辛料のブレンドを手軽に再現できるようにイギリス人が発明したのがカレー粉。

チャーハンにはルーではなくてこのパウダーが便利だ。

味付けはコンソメで下味がついているのでこのカレー粉は香りつけに小さじ1程度(入れすぎると辛いよ)
それにしても強烈な香りだ。

本格的なカレー粉はいつものカレー料理に一振り入れるだけで格段と香りがよくなる。
隠し味として常備しておいても損はない。





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カレー粉の色が全体にまぶったら出来上がり。

大して具がないのでシンプルで見た目がさびしいが、驚くほど美味いカチャ(やめい)の出来上がり。
もう少し彩りのいい具を増やしたりパセリを振ったりすれば店で出しても恥ずかしくないクオリティ。

あとはカレーの匂いに鼻が慣れてしまわないうちに、とっとといただいてしまうにがぎる。




台所が数日間カレーの匂いで満たされる。

鍋もしばらくはカレー鍋になる。


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