折々のお料理
飽くなき食欲が生んだ料理や食の研究 |
白身魚のホイル蒸し
冬になるとスーパーには鍋物用に美味そうな白身魚が並ぶ。
いわゆる旬という時期なのか、これを食わない手はない。
鍋物用と銘打って売られているが、何も鍋に限ったことではない。
世間はようやく北風が吹き始めた頃、鍋はもう少し冬本番になってからの楽しみにとっておくことにして、一足早く白身魚のホイル蒸しでも楽しんでしまいましょう。
ホイル焼きとも言うが。
白身の魚ならタラでもカレイでも美味い。
タラは火が通ると若干身が固くなるが、考えようによっては身が締まって美味。
カレイは脂が多く、とろけるようにやわらかくて美味。
何と前向きな考え方。
今日はタラの切り身のいいのが入手できたので、これをやってしまいましょう!
切り身をアルミホイルに乗せて、
この時、付け合せにきのこや香味野菜を添えてもよし、バターを入れて洋風にするもよし。
たたんで、左右を巻き込む。
今回はシンプルに、味付けもせず何も入れません。
純粋に白身魚が蒸されるだけ。
フライパンにほんの少し水を張り、ホイルに包んだ魚を乗せ、後はふたをして弱火でじっくり蒸します。
時間にすると10分から15分くらいだろうか。
蒸し足りなければ当然生だし、蒸しすぎると固くなってしまうのでぎりぎりのところが難しい。
構うこたぁねぇ!
時々開けて確かめてしまえばいい。
蒸しあがるといい匂いがするので判るのですが。
皿が小さいので対角乗せ。
すだちを添えて出来上がり。
あちあちのまま頂いてしまいましょう。
極力シンプルに、すだちとしょうゆだけでいただくのもまた乙なものです。
すだちがなければレモンでもいいし、ポン酢でもよし。
手抜きをして他に具がないのも何のその、魚の味が際立ちますとでも言っておけばいいでしょう。