折々のお料理
飽くなき食欲が生んだ料理や食の研究 |
春菊のごま和え
しぶーのの料理は大抵が手抜き料理である。
そして材料になるべくコストをかけない。
その日のメニューはスーパーに行ってからたまたま売っていた特売品に決まることが多いので、かなりの確率で季節物の魚や野菜になる。
旬の食材は安い上に美味なのだ。
鍋物全盛期の冬、春菊が美味い!
そして安い!
寒いこの時期、ほうれん草などのごま和えに適した緑黄色野菜が山と積まれている。
閉店間際に行っても残っていて安くなっていたりする。
春菊は、煮立った湯に茎から沈めてゆきます。
こうしないと茎に火が通った時には葉のほうがシナシナになってしまう。
などといっているうちに鍋からはみ出た部分が焦げていたりする。
弱火にしれよ。
茹でるのは沸騰してから1分以内、ほんの軽く火が通る程度で。
固ければ固いで、茎のゴリゴリ感がまた美味いので適当です。
流水でさらしつつ、よく洗います。
これを怠ると砂じゃりじゃりになってしまうこともある。
(なにせ鍋にぶち込む前に洗ってませんでしたから)
水にさらすのは、実はあく抜き効果だとか。
よく水にさらした春菊は一本ずつ茎をつまんで水揚げして丁寧に束ねて上のほうから握りながら水を切ります。
まな板に寝かすと、最初の状態が嘘のように細く変わり果てたお姿に。
ここで食べやすい長さに切りそろえる。
3cmくらいの短めに切っておくと小鉢感が高いメニューとなる。
平行してボールにしょうゆ、みりんを少々、すりゴマをぼさぼさと放り込みよく混ぜておきます。
みりんの代わりに砂糖でもよいが、微妙な酒感と丸みのある甘さと、運転する必要のない場合はみりんが美味い。
しょうゆを入れすぎると塩辛い(あたりまえだが)ので少な目がいい。
すり鉢あるけどよ・・面倒だでこれでええわ。
あとは切った春菊を放り込み和えるだけ。
しょうゆやみりんは入れすぎたら引き算できないので、少な目に入れておいてから増やす。
最初から分量を量るのが面倒なのでこのほうがリスクが少ない。
ゴマは意外とたくさん入れたほうが美味い。
適当な小皿か小鉢にそれらしく盛り付ければ出来上がり。
簡単でちょっとしたツマミにもなる。
すぐにできるので、あと一品献立に迷った時には便利。
2011.1.26