折々のお料理
飽くなき食欲が生んだ料理や食の研究 |
生ハムのスパゲッティ
料理は簡単なのに越したことはない。
しぶーのは一人暮らし時代に料理に凝ったことがあった。
料理は下ごしらえが大変で、アパートの狭い台所でせっせせっせと励んでいた。
しかし一時間かけて料理が完成し、気がつくと5分で食い終えている。
そんなことを繰り返すうちに出た結論が上の答えであった。
まあ簡単でも不味くては本末転倒、簡単で手間がかからず、なおかつ美味ければ言うことがない。
まずはスパゲッティの麺を茹でます。
麺がすべて無事水没してひっついていないことを確認したら、茹で上がるまでおよそ8分くらいの下ごしらえタイム。
今回は具に生ハムを入れることにしました。(冷蔵庫にあったので)
生ハムは薄くスライスされた状態で売られているので、一枚一枚剥がしてから切るべきか、切ってから剥がすベきか。
ベーコンだったら調理中に火が通って自動的に分離してゆくが、生ハムはそうもいかない。
かなりしつこくひっついている。
面倒なので重なったまま切ったが、結局は一枚一枚剥がす必要があった。
苦労の形跡。
味付けは極めてシンプル。
コンソメ、つぶ胡椒、ガーリックバター(もどき)
常備しておいて損はない調味料。
麺が茹であがったら流しで軽く湯きり。
熱湯を直接流すと流しがベッコンといいます。
(熱湯を直接流すと排水管が痛むので必ず流水と一緒にしましょう)
写真用に片手ですが、箸で押さえていないと麺が逃げる逃げる。
湯切りは鍋の底のほうに少し湯が残った状態にします。
多めに残せばスープスパっぽくなります。
茹であがったらザルにでもあけて湯切りといきたいところですが、面倒なので鍋のまま。
完全に湯切りはせずに結構残っています。
コンソメ、粒胡椒、ガーリックバター(もどき)を投入、手早く混ぜてからませます。
作業はコンロの上ですが火は使いません。
味付けはたったのこれだけですが、この段階で美味でなければこの後にどんな味付けしても美味く仕上がりません。
しかしここであまりに手早すぎたために若干の失敗が・・・。
ここでメインの具である生ハムを投入。
一枚一枚くっつかないように慎重に入れてゆきます。
ううむ、ちょっと早かったか・・・。
麺の温度が高かったせいか、生ハムに火が通って半生ハムになってしまった。
生ハム的には無念だろうけど、この半生ハムは美味そうだ。
仕上げにバジルを一振り、香りをつけました。
バジルでもパセリでも青海苔でも、上にほんの少しかけるだけで店っぽくなる。
生ハムの色が薄くなったので、見た目が華やかではなくなってしまいましたが、シンプルで食欲をそそるパスタになりました。
冷蔵庫に寿命間近のなめこがあったので使ってしまいました。
だしとしょうゆで一煮立ち、アツアツのなめこスープをぶっかけました。
コンソメガーリックバターしょうゆ味なめこと半生ハムのスパゲッティの出来上がり!