折々のお料理
飽くなき食欲が生んだ料理や食の研究 |
なめこのみそ汁
しぶーの家のみそ汁(名古屋ではみそ汁とは言わずに赤だしと呼ぶが)ではなめこ率が非常に高い。
なめこ単体の時もあれば豆腐やわかめねぎなどとの同居の時も多い。
みそ汁という料理は元来味噌の香りを生かした繊細な料理ともいえる。
ゆえに味噌の溶かし方から火の通し方までいろいろと難しいのだが、ものぐさなしぶーのがいちいち味噌漉しを使うはずもない。
まずはだし。
だし?なにそれ?美味いの?
いや、まあ美味いんだけど、いわゆる伝統的なだしのとり方ではなく、粉末のだしをさらさらさら。
続いて味噌。
名古屋のソウルフードでもある赤味噌をいきなりそのままいってしまいます。
本当はだしをとり、具に火が通ったら最後に味噌を入れ、味噌が入ったら煮立たせるなというのが味噌汁の基本。
しかし普通の味噌は煮立たせると風味が飛んでしまうが、赤味噌は大丈夫。
この簡易的な作り方は赤味噌ゆえに可能と言える。
味噌が溶けたら大好物のなめこを投入!
今日はねぎも豆腐もわかめも入れない、なめこだけのシンプルなみそ汁にしてみました。
しぶーのは数あるきのこの中でもなめこがダントツに好物だ。
10年ほど前に行った白糸の滝の土産物屋に、株の状態の見事ななめこ売がられていた。
さんざん悩んだ末に買わずに帰ったことを未だに後悔している。
ガチャガチャのきのこストラップで見事なめこをゴットした時には、夫婦共々狂喜乱舞した。
200円もした。
幼少の頃よりも物価が10倍!
そのかわりハズレはないのか。
なめこを入れたら今度こそ煮立たせてはいけない。
ある程度なめこの歯ごたえが残っているほうが美味い。
ほんの軽く火が通ったところで完成!
何かが違う・・・。
何かが違う・・・。
今日のなめこは・・・
でかっ!!
そう、たまたまスーパーに売られていた巨大なめこのみそ汁にしてみました。
普通に売られているなめこはいわゆる芽の状態で、順当に育てば椎茸のように傘が開くらしい。
テンプラや炒め物にと売られていたが、あえてみそ汁にしてみました。
見た目は不気味なほど大きいが、味はきちんとなめこでした。
美味!