折々のお料理
飽くなき食欲が生んだ料理や食の研究 |
そばが減った! 100gと90gの違い
夏といえば蕎麦!
蕎麦に限らず、冷やし中華や冷たいそうめんなど、暑さで弱った体に優しい麺たち。
スパゲッティもそうだが、大袋でお徳用なのもうれしいが、一人前ずつ束ねて売られているのも便利だ。
かつて鬼のような食欲を誇ったしぶーのにとって世間の一人前は絶対的に少なく、むしろ一人前ずつに分けて売られているものほど鬱陶しく思えたものはない。
しかし歳もとって、何とか人並みの食欲を保っているこの頃では、むしろ必要以上に多く食っちまわないように自制するのに好都合なものになった。
大体の麺は一人前が100g。
なんとキリのいいわかりやすい数字。
うんうん、この解りやすさこそ、不用意に大盛りにしてしまわないように自制する美しき数字である。
ところがだ。
ガ───( ゚д゚ )───ン!
近年の不景気の影響か、原料の高騰によるものか、いろいろなものの内容量が減っている。
そしてとうとういよいよ、蕎麦も例外ではなくなった。
なんといつの間にか90gに!
これも価格を据え置く努力ということなのか。
しかし一人前100gという大前提を見事に崩してしまった。
この約6人前という微妙な表現。
もともと小食の人ならいい。
「そうか減ったのか」くらいだと思う。
もしかしたら100gという量は普通の人の一人前よりも少し大めだったのかもしれない。
それよりもキリのいい数字でまとめる合理性が優先されていたのか。
しかしこの100gを栄養摂取最低ラインとしてきたこの身にとって、生命維持のボーダーを下げることに匹敵する。
100gが90gって、その差一割だぞ一割!
10パーセント減ってちょっと大きすぎないか?
検証。
果たして100gと90gではどのくらい違いがあるのだろうか?
90gという束を実測してみた。
91g。
ほかにも測ってみたが91g〜93gと幅があり、ほんの少し多いようだ。
まあね、少なかったら本当に怒れてくるよ。
本数を数えてみた。
90gは188本でした。
特に発見があるわけでもなく、まあそうなの?ってかんじ。
ちなみに乾麺10gでは18本だった。
つまり単純計算でそば90gの束は188本、100gの束は206本ということになる。
(注意!)
この数値はあるメーカーのある製品を実測したものであり、メーカーや仕様により太さや重量に違いが・・・
などと言わなくても判るか・・・。
こちらが90gのゆでた蕎麦。
100gの蕎麦を食してきた身にとって、やはり少なくなったと実感する。
その重量は248g。
うん美味だ。
ああ、正直足りねぇ・・・これでは痩せ細ってしまう。
後日
100gの束にしてみました。
90gと束と18本で本当に100gになった。
そしてこれが100gの蕎麦。
見た目で明らかに多い。
その重量は266g。
90gと100gの写真を並べてみた。
重量は248gと266g。
その差は18g。
見た目で明らかである。
18本の蕎麦を取り出してみた。
取り出してみると以外と少ない?
いやいや写真では少なく見えるが、手のひらにこんもりと盛ったほど、だいたい二口分くらいだろうか?
90gと100gの全体量での差は18gで18本の実測23gだが、茹で上げたばかりで水を多く含むので誤差も大きかろう。
結論!
乾麺10gの差は可視化するとこのくらいになった。
正直、量が減るくらいなら、値段が上がってもいい。
と考えるしぶーのはやはり食意地がはっているということか・・・。
ちなみに蕎麦のカロリーは
乾麺100gでおよそ344kcalということなので、90gでは310kcal、その差34kcal。
毎日食すれば一年間でその差は12410kcal。
およそ1.7キロのダイエットになる。
すごい単純計算。
(2014.7.19)