折々のお料理
飽くなき食欲が生んだ料理や食の研究 |
名古屋の味、台湾ラーメン
しっかし、毎日毎日暑い。
毎年夏になると同じことを言っているような気がする。
節電からしぶーの家では真夏もあまりに寝苦しい夜以外はほとんどエアコンを使わない生活なので致し方ない。
まあ夏なので暑いのはどうしようもなく、辛いものでも食して逆に楽しんでしまうとするか。
辛いもの辛いもの・・・。
そう、名古屋民なら誰もが知る台湾ラーメン。
画像はwikipedeia「台湾ラーメン」より引用
しょうゆ味のスープにひき肉とニラが入った超辛いラーメン。
しかしこのいかにも台湾風のラーメン、驚くことに台湾にはない。
ある台湾人料理人が名古屋ではじめたのがきっかけという、まさに日本独自のラーメンなのだそうな。
それどころか名古屋めしにも分類される中部地区限定のローカルなメニューらしい。
えええっ!?
こんな美味い物が名古屋ローカルなの?
なんともったいない。
これは全国で流行らねば。
全国の辛党の皆さん、激辛ラーメンはお好きですか?
激辛ラーメンといえば、かつて激辛ブームで有名になったが、どこかゲテモノ的な扱いもされていた。
しかし名古屋の台湾ラーメンはそんなブームより昔から存在し、すっかり市民権を得ていて、中部圏の辛党の胃袋を満たし続けてきた。
本物のオリジナル台湾ラーメンは名古屋に多数店舗がある台湾料理店「味仙」にて賞味できる。
「名古屋にしかねーよ。」
という皆さんへお勧めなのが・・・
カカカカップ麺!?
こちらも名古屋の誇るローカル麺屋の老舗、寿がきやが世に送り出す最高傑作のひとつこの台湾ラーメンカップ。
2009年に発売され、徐々に全国に勢力を伸ばしつつあるこのカップ台湾ラーメン。
このおかげでローカルの名古屋味を全国どこでも手軽に楽しめる。
本物のラーメンとカップ麺では「同じラーメンといえども別の食品」といっても過言ではない。
しかし激辛であるスープの再現性は見事なもので、辛いものが苦手な人は本当に要注意である。
しかしただ辛いだけではない。
辛さの中にしっかりとした鶏ガラの味が生きていて何とも後味が旨い。
やや細めの麺にかやくの袋、液体スープの袋が入っている。
一応申し訳程度にひき肉とニラが入っているのもポイントが高い。
残念ながら麺部分は本物の台湾ラーメン(台湾にはないのに)とは違いがある。
台湾ラーメンは黄色い色をした丸くて太い麺、カップの場合は細くて縮れ麺になっている。
実は個人的にはこのほうがスープとよく絡むので好みだったりする。
この豆板醤の効いたスープがすごく辛くて旨い。
スープにはにんにくが入っているはずだが、あまりの辛さに最初は気が付かなかった。
下のほうに沈んでいたのか、スープを飲み干す頃になってにんにくの香りが効いてきた気がする。
カロリーと塩分を気にしつつ、ついつい全部飲み干してしまう旨さだ。
おかげで夏は汗ダラダラ。
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いつでもどこでも携帯性に優れ、お湯さえあれば手軽に楽しめるカップ麺だが、鍋やどんぶりのある自宅では袋麺でもいい。
アルミパックの袋に入ったちょっと高級インスタント麺という位置づけ。
いかにも強烈なパッケージ。
ごていねいにトレーに乗った麺と、かやくと粉末スープの袋、液体スープの袋が入っている。
カップめんと同じだ。
麺はカップに比べて黄色く透き通っているタイプ。
麺をゆでてゆくと、麺が折りたたまれていることがわかる。
両手で箸を一本ずつ持ち「クロス切り」でほぐしてゆく。
この手のインスタント麺は茹ですぎると不美味なので心持ち固めくらい火を止め、粉末スープと液体スープを投入。
心なしかカップめんよりも具が少ない気がする。
火を止めていていても、混ぜたりどんぶりに移したりする間にも麺には火が通る。
タイミング的にすこし早めくらいがしぶーの的にはちょうどいい。
(しぶーのは猫舌なので冷ます時間も必要)
あっちあっち辛っ辛の台湾ラーメンの出来上がり!
あちっ!
うん、うん、旨い旨い・・・
か・・・
辛れぇぇぇぇっ!
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ある日スーパーで見つけた袋麺。
なんと5食パックのお徳用ではないか。
袋もアルミパッケージではなくビニールの簡易包装、どうやらトレーも入ってないようだ。
うんうん、立派な過剰包装はいらんから中身だけあればいいのよ、それで安くなるのならば断然支持するっきゃない!
あんれれれ?
麺が違う。
太くなっているし、普通のフライ麺だし、そして何より、粉末スープだけになっとるがや。
そう、残念ながらこの袋麺には具が入っていない。
パッケージの写真はよくある「調理参考写真」か。
麺は有名なサッポ□一番(一文字伏字)のようで、これはこれで旨いのだが、やはり具がないとちとさみしい。
台湾ラーメン風にするにはネギではなくニラが欲しいところだ。
でもスープは辛くて旨かった。
粉末だけに、液体に比べて油が少なくスープも濁っている気がする。
辛さもちょっとマイルドになっているようだ。
何のかんの言いつつ、結局全部飲んでまった。
この辛さ、本当にクセになる。