道の駅 土岐美濃焼街道「どんぶり会館」


 道の駅という施設がある。

 1993年頃から全国の街道沿いに設置され、今や900箇所に登るが、高速道路のサービスエリアのような休憩設備と、地域の特色を生かした特産品などを扱うコーナーなどが人気で、長距離のドライブの途中にはぜひ立ち寄りたい所だ。



岐阜県土岐市の主要地方道多治見恵那線を走っていると現れる看板。
この道はそんな名前だったのか。

土岐美濃焼街道、別名どんぶり会館

道の駅ということは理解できる。
しかし、どんぶり会館?

別名のほうがインパクトがある。


どんぶり会館のサイト



そして視界に現れるのはごらんの建物。
はじめて見た時のインパクトの大きさは計り知れない。

建物全体が醸し出す得体の知れぬオーラは、立ち寄らずにはいられない魅力を持っている。

どんぶり会館とはいかに?
建物自体がどんぶりをイメージしているのはわかるが、中ではどんぶりの博物館状態なのか?
世界のどんぶりとか、図解どんぶりのできるまでとか、親子で体験どんぶり教室とか・・・?


ちょうどいい、我が家の茶碗を縮小するために、気に入ったものがあれば是非入手しようか。

我が家で現在使用されている茶碗は世間一般の大きさに比べて二周り大きい。
しかし減量中の今、この器では大きすぎる。




それにしてもこのどろーんと曇った怪しい天気はなんだ?
この夫婦が出かけると、かなりの確立で天気が下る。




駐車場に車を止めいざ建物に向かおうとした時に現れた謎の物体。

なんだこりゃ?
ハウ○の動く城か?

焼き物で出来た作品のようです。

大蛙?

確かにこちらから見るとカエルに見える。



出だしからなかなかやってくれるではないか。
これは期待できるぞ。




建物に入るといきなり飛び込んでくるのは巨大な湯呑み。

直径1mくらいあります。
さすが美濃焼きの本場。


このノリはどこかで覚えがある。
えびせんべいの里の入口にある木彫りのえびか。

ここまででかいと何の役にも立たないけど、とにかくでかい物が作りたかったのだろうか?



中に入ると広いホールの中に所狭しと並べられている美濃焼きの数々。

  

ちょっと大きな地震が来たら被害額が心配になってしまうほどたくさんある。

人はなるべく画像に入り込まないように編集したのであまり写っていませんが、実際にはかなり多くの人で賑わっています。
陶器系は生活必需品でもあり、すべての人が興味あるものと言っても過言ではない。


健寿碗というらしい。
イボイボがツボにいいのか。

しかし持ってみると結構痛い



どの茶碗を選ぼうか、要は大きさとデザインだけなのだが、その数の多さに圧倒され、どれを選んでいいか迷いが出てくる。
これしかありませんと言われたほうが選びやすい。




むむっ?

自販機とお土産品コーナーの向こうに見えるのは?





デラックストイレ!?

これは見逃せまい!




トイレの前にはソファーがあって見晴らしのよい休憩コーナー。

杉焼池と稚児岩大橋が見える。



中は確かに落ち着いた雰囲気のきれいなトイレだった。

 

この道の駅「どんぶり会館」は1998年に登録されたということで、そういえば世間では豪華トイレがよく話題になった頃ではなかったか・・・。
記憶が曖昧だが。

別に便器が美濃焼きというわけでもなかった。



お土産品コーナーにはさまざまな特産品?が売られていました。


妖怪汁?



「うこんあめ」

一瞬ぎょっとする飴の名前。


あ、好物のイナゴの佃煮発見!




 ここの2Fはレストランになっている。そこではどんぶりがもらえるメニューがあるらしい。妙にそそる。
 冷静に考えれば1Fで山ほど売っているのだが、売り場に並んでいる新品のどんぶりよりも、食材を盛って自分で平らげたどんぶりのほうが妙な愛着が沸くのではないだろうか。食器として命を吹き込まれたような感じさえする。

やかん式みたいなものか。






階段を下りてB1Fに行ってみる。


陶芸体験教室のような場所があり、ろくろがたくさん並んでいた。


閉館が近いというのもあり、1Fの人の多さと対照的に誰もおらずに静かだった。

 

陶芸教室や美濃焼きの歴史などが説明されている。
茶器なども展示販売されていて、1F が庶民向けなのに比べやや高級なものが多い。





展望バルコニーがあり、池を見下ろしつつ遠くの風景を眺めながらくつろぐことが出来る。

あいにくの天気だったが、そのおかげか遠くの稜線が水墨画のようで美しい。
ここは山の上にあるので眺めがよい。
どの方角を見ても山しかないが、これぞ美濃の山という感じがする。




どんぶり会館から見下ろす杉焼池、この池には噴水があるらしい。
絶えず稼動しているわけではなく、毎時ごとに吹き上がるらしいので、せっかくなので見てみようか。

手元の時計は18時の3分前ほど。


あそこからブジーッて出るのか。


18時はこのどんぶり会館が閉館する時刻。



しばらく待ってみる。



しかし反応なし。


手元の時計は18時5分を回ろうとしていた。

張り紙を見落としていただけで、じつは噴水は夏季限定か?




いよいよ人は減り、係りの人々は片付けを始めだしたのであきらめて外に出ますか。



入口の大湯呑み、気になって中を覗いてみた。

 

誰ですかごみを放り込んだのは!





会館の外に出て、歩道橋の上から景色を眺めると、実に開放感があってすがすがしい。




景色を眺めていると、池のほうが妙に騒がしい。

あれ?
もしや噴水?


時刻はただいま18時15分過ぎ。

かなりズレとれーせんか?



あわてて池の見えるところに移動すると、確かに噴出している。


わずかにしょぼーん。

もう終わり?もう終わりか?





見れました。




見れましたが、ただの噴水です。



正直、噴水にはあまり心ときめきません。



実はその時、すでに別のものが目に入っていました。



むむ?

あれは洪水吐き?




ということは、あれはもしかしてダムではないか?





こんな所に大きなダムがあるという情報は聞いたことはない。
しかしダム便覧に載っていなくても、人知れず瀬戸の海上の森に眠る山口堰堤のようにそそるダムはある。
決してメジャーではなく、人目につかずに活躍する(山口堰堤はすでに活躍していませんが)名の知れぬダムを鑑賞するのもまた一興。


あそこに車が見えるということは、車で行けるということなので早速行ってみましょう!











ということで、やってまいりましたダム右岸。

自由越流式洪水吐。

水が溜まったら自動的に流れ出る単純な仕組み。


ダムさんになったつもりで下流を向いて右側が右岸。
ダムには表と裏があるが、この場合は上流を向いて下流側を背面と呼ぶ。
ややこしい。




スペックが書かれた看板があった。

高さは12.9m。
15m未満なので河川法では堰扱い。

特にゲートは見当たらなかったが、一応取水工があるようなので洪水調節の他に農業用にでも使われているのだろうか?

工期が平成8〜12年になっているが、それ以前から堰堤自体はあったと思われます。



農業農村整備って看板に思いっきり書いてあるがな。

形式は土を積み上げて堰き止めたアースダム。
日本には全国そこらじゅうに存在する、農業用水を確保するためのいわゆる溜池というやつだ。



下流側を覗き込むと、谷はそれほど深くなく、雑木林の中の谷川を堰き止めて作られた不雰囲気だった。

池の周りは散歩コースになっているので景色を眺めながら散策を楽しむ人々がいた。

夕刻なのであまり人は多くないが、すぐそばに老人ホームがあるのでウォーキングにはもってこいのコースなのだろう。



堤体の中央付近に得体の知れぬ青いものがある。

たぶん取水の為の何かだと思われるが、よそでは見かけない形をしている。



はぁ・・・?

近づいてみたが余計得体が知れない。

この状況からすると恐らく取水口の操作ハンドルが収納されていると思われるが、環境に配慮したデザインの失敗例のような、妙なオブジェとなってしまっている。




この池には釣りを楽しむ人々がいた。

どんぶり会館から見えた車は、恐らくこの釣り人達の車と思われるが、水辺の釣竿のところには誰もおらず、当の人々は岸の休憩所でまったりと談笑している。



人↓

釣り竿↑




置き去りにされた釣り棹を見ると何やらアンテナらしきものが・・・。

ということは、魚が掛かると無線で信号が行く装置なのか?




棹に取り付けておいてセットすれば後は放置プレイ。
棹の横で息を殺して待っている必要もなく、仲間と共に釣り談義に花を咲かせ楽しく過ごす。

すると突然鳴り響くアラーム。
「ピピーン、ピピーン、(女の人の声で)魚が掛かってます。」

おお?誰だ?

ああ、源さんの竿掛かかっとるがや!



(源さんって誰やーーー!!)




調べてみると、鯉釣りの為のヒットセンサーというものらしい。
いつのまにか釣りの世界も変わったものだ。

しかし、駆け引きを楽しまずに後は自動でお知らせって、ありなのだろうか?





雨も降らず、どうやら天気は持ちこたえました。

ドライブの途中、
リフレッシュをかねて池のほとりを散策するもよし。
ただただ景色を眺めるのもよし。
食堂でどんぶりをゲットするのもよし。


食堂とどんぶりとデラックストイレとお土産品くらいしかない所だが、妙に何度も来たくなる所であった。





結局どんぶりは買えたのか?

あまりにたくさんありすぎて迷った挙句、買わずじまいだった。


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