茶臼山高原、萩太郎山へ登る


2016年、夏のある日。


例によってどろ〜んと曇りの日。

たしか世間ではいつの間にか梅雨が明け、いよいよ夏真っ盛りとなったはず。



今回も神の怒りに触れたのか今にも雨が降りそうな曇りの日、茶臼山高原へと向かう。

果たしてどっちが雨男、雨女なのか。




やってまいりました茶臼山高原、再びです。




この日は世間では全国的に土曜日、あいにくの天気だが昼過ぎにはかなりの数の観光客が訪れていた。

リフトも動いている。

今日はリフトのある萩太郎山、そして愛知県最高峰茶臼山へとチャレンジする予定。




まずは萩太郎山から、もちろんリフト使わない。




少々遠回りだが、一旦第二駐車場までのぼりさらに上を目指す。

つまりスキー場ならばゲレンデの部分を登ってゆく。




第一ゲレンデの上にある売店「てんくう」、このシーズンは営業していないが、今日は自販機が稼働していたので、愛知県で最も高いコーヒーでも堪能しますか。



そんな中、嫁が足元に何かを見つけた。

「ミミズか干からびてる!」


別にミミズが苦手なわけではないが、要はただ見つけてしまっただけなのだろう。

 

節子、それボールチェーンや。





しかしこの萩太郎山、前回訪れた時にはまだ雪も残っていて緑もない状態だった。


4月中ごろの様子。




7月の様子。

さすが夏だ。



萩太郎山へはコンクリート舗装された道路を登る。
作業道なのか時々自動車が上がってゆく。

かなりの急斜面。

しかし折角なのに何故草地を歩かんのだ?


それはこの草地がやふぎんの丘だからだ。


スキーシーズンオフのこの時期、時折この芝生には山羊の放牧を行なうらしい。
ということで芝生のあちこちに黒豆が落ちているのだ。



〔やふ⇔ぎん〕





振り返ると、先ほどの売店てんくうと第2駐車場がはるか眼下に見える。
その上には茶臼山がそびえる。

急斜面なのでちょっと歩けばぐんぐん標高が上がってゆく。



やがて道はリフトと合流する。




おんや?あんなところに自販機がある。

ということはさっきの第二駐車場のところが愛知県で最も高い自販機ではないということがわかった。




というわけで愛知県で一番高いフルーツオレを堪能しようか。

(値段は下界と同じでした。)



ところでこのリフト周りはフェンスによって囲まれているが、もちろんリフトは有料だし危険なので当然ともいえる。
しかし本気で囲えば、リフトで登った人しか芝桜の丘に近づけないようにすることも出来る。

そんな一抹の不安を感じてしまうフェンスであった。
(真相はわかりませんが)




自販機の横にいかにも怪しげな宝箱が置かれていた。

 

中を覗くとクイズの答えが入っていた。

今日のご一行様のアトラクションの仕込みだろう。




萩太郎山の標高は1358m。

山頂には電波塔が立ち並んでいるということは、ここからの眺望は見事なはず。

すっかり霧に覆われれしまいましたが、ここには展望あずま屋がある。




なにやらさっきからガラガラと音がする。




ちょっとあずま屋っっ、超壊しちゃってるし!

老朽化のため立替か、ものの見事に破壊中でした。

まあこんな天気の中、眺望もへったくれもありませんが。




頂上にあったもの。
恋人の聖地ということらしい。

なにやら新しく作った模様。



何でも、この砂地に下の売店で売られているローズクオーツの小石を投げ入れると願いが叶うというのだが。

ここまで上ってきて、さっきの売店で買ったものが必要と言われてもなぁ・・・。

覗いてみると投げ入れた形跡はなかった。



恋人の聖地は、特定非営利活動法人地域活性化支援センターが主催する「恋人の聖地プロジェクト」により選定されたデートスポットということらしい。
日本全国にあり、愛知県にはこの茶臼山高原と伊良湖とテレビ塔だった。




双眼鏡もいい具合に逝っちゃってるし、微妙にシーズンオフなのか、あちこちが整備中な気配がする。




あそこに見えるのがかの有名な芝桜の丘ということらしいのだが。




教訓
植物には季節がある。




ここがしかるべき季節には一面ピンクに染まるのでしょうか。

そのためには、他の季節にこのような地道な整備や手入れが必要なのでしょう。




さていよいよ天気も怪しくなってきたのでこの萩太郎山を降りるとしようか。

次に向かう本命茶臼山の頂上付近にはすでに不気味な雲がかかった状態に・・・。



しぶーの夫婦は果たして無事に茶臼山登頂することが出来たのか?



茶臼山高原、茶臼山へ登るに続く


(2016.8.1)


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