熱田神宮初詣2010


2009年もあとわずか。

(記事の関係上、時空列が前後しますがご了承ください。)

 毎年、年末ギリギリまで仕事をしているので年賀状や大掃除などのイベントが疎かになりがちなのだが、それはどこの誰も一緒なので単なる言い訳に過ぎない。

 年内の仕事を終え、晴れて自由の身(実はすぐに仕事始めがあることを無視)となってから、地元のスーパーにぶらりと買い物に行くのが楽しみにもなっている。普段見かけないような高級食材が並び、たまの贅沢にと熱狂的な人々が買い漁る。食品業界の祭りである。
 毎年大晦日には、年越しそば用に海老天が山と積まれているが、ひねくれ者のしぶーのはこの海老天を使って天丼というのが恒例となっている。(肝心の年越しそばには山菜を入れている。)

 
だしと醤油とみりんとごま油数滴を煮立てて作ります。


年末だからといって、特に何かをするわけでもなく、いつもと変わりない夕べを過ごす。
違うことといえばそばなど食いながら紅白歌合戦をラジオで聞いていることくらいか(しぶーの家のテレビは数年前から故障中)。

子供の頃、紅白歌合戦を最後まで見るのは夢のまた夢だった。
年に一度しかないチャンスに関わらず、コタツの中であえなく撃沈したものだった。


あの騒がしい番組の後、急に「行く年来る年の」静けさと鐘の音に年末を感じつつ、いよいよ初詣に出かける。



名古屋市は地下鉄が終夜運転をしているので、元旦明けた夜中に初詣に行くことが出来る。





天気





ホワイト大晦日。
なんのこっちゃ。

この地方では珍しい年明けとなった。






2010年元旦。

新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。





さすがにこの寒さ、歩いている人が少ない。



地下鉄に乗り込む客も少ない。



それでも熱田神宮へ向かう地下鉄、名城線に乗り換えるとかなりの人。

地下鉄の終夜運転は年末特別ダイヤなので、およそ30分に一本と少ない。
乗換駅では上下の列車をそれぞれ待ち合わせるので長い時間停車している。





熱田神宮へは神宮西駅で下車。

この雪の中に関わらず、結構な数の人がいる。



みんなよくやるねぇ・・・







オマエモナー







駅には干支があったり、ぴろぴろが飾ってあったり、正月気分が演出されている。

 



いつもの自動改札の他に臨時改札も出来ていた。

臨時改札のほうが人力だけに遅いんですけどね・・・。






地上へ出ると雪はまだ降り続いていた。


動く人はブレるので修正しなくてもいいので楽だ。




この神宮西駅からは300mほど歩く必要がある。

あまりの寒さに、提灯に引き寄せられそうになりながらも頑張って通過。

人々は寒そうに神宮を目指す。



樹氷ではないが雪の積もった枝が美しい。

例年ならばこの道沿いも人が溢れ、道端にはたむろする人々やごみが散乱しているのだが、さすがに今年は少ない。




参道に入っても人はまばら。

足元の砂利が妙に艶を帯びているのは、歩いても砂が舞わないように樹脂か何かで固めてあるようだ。


手水場も余裕で空いていた。

さすがにこの寒さで手に水をかけるのは気合が要る。







そしていよいよ拝殿の前に向かうが、そこには驚きの光景が!








と、勿体つけるようなことではないのだが、例年ならばココから先は非常に混雑していて人の後ろ頭しか見えない状態。
誘導する警官の笛の音が響き、少しずつしか動けないような状態のはずなのだが。

なんと賽銭箱まで余裕の道のりである。

賽銭箱といっても初詣仕様で、塀の向こうすべてが賽銭ゾーン。

どれどれ、入ってるかーい?



雪に埋もれて見えましぇーん。



そうか、お札は軽いのですぐ下に落ちる。

たまに万札の束が入っていることがあるが、いったいどんなお願いをするのだろうか・・・?




お守り売り場が煌々と輝いているのでよく見たら、建物が新しくなった様子。


ちょっと眩しいくらいの輝き。

今年は伊勢神宮も新しくなったようだし。




一通りお参りをしたら、お楽しみの露店めぐり。

出店の文字は一瞬読めないことがある。





この地方の出店の特色なのか、総合店が目立つ。

露天なのにドサクサ紛れに大衆食堂って・・・



通常一屋台一品目だが、まるで居酒屋のごとく色々なメニューが揃っている。
椅子やテーブルまで備え、あちこち移動しなくても一つのテント内でまかなえるようになっている。

 

さすがにこの寒空の下、皆足早に通り過ぎる人が多かった。




雪はさらに降りしきる。



年末年始は運動不足になりがちなので熱田神宮の周りを一周。



雪煙る街。

この地方では珍しい光景



夜が明ける時間も近づいたのでぼちぼち帰るとしますか。




帰りの地下鉄は思いのほか空いていた。

そろそろ本来の始発が運行する時刻が迫っている。




家に帰ると元旦の風物詩、縦に刺さった新聞が届いていることだろう。



そして1月1日の夜は一年で最も静かな夜となる・・・。


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