はやぶさに会いに


いつものように駅を降りて、何気に掲示板を通り過ぎようとしたその時。



あるのもが目に入った。

緊急企画「はやぶさ帰還カプセル」名古屋特別公開

なにぃーーーーーーっ!



あの小惑星探査機はやぶさの帰還カプセルは、名古屋に展示が来る時には絶対行こうと決めていた。


現在名古屋市科学館は改装工事中。
平成23年の3月に新館がオープンし、パワーアップしたプラネタリウムでは必ずその特集があり、はやぶさ関連の大々的な展示があるに違いないと(勝手に)予測
それまでわくわくしながら待っていようと思っていたのだが。


緊急企画というからには事前に予定していたイベントではないのだろう。
ポスター作ったりする余裕はあったのか。
しかし入場無料だし、その経費は名古屋市が出しているのだろうか?



ご存知「はやぶさ」は、日本の科学技術を結集して作られた小惑星探査機
2003年5月に打ち上げられ、2004年5月に地球スイングバイ(地球をかすめて飛び、重力を利用して)加速、2005年に小惑星「イトカワ」に到着、軟着陸をしてサンプルを採集を試みた。

途中故障や音信不通など数々の困難にあい、帰還の予定を大幅に遅らせたが、様々な技術と知恵で乗り越え、そしてついに2010年6月13日、地球に帰還した。
はやぶさ本体はサンプルの入ったカプセルを切り離した後、大気圏再突入と同時に燃え尽きた。

この7年間60億Kmの旅は数多くの世界初の快挙を成し遂げ、様々多トラブルも想定して計画した日本の高い技術力証明でもある。


惜しいところは、このことは日本国内のメディアにあまり大きく取り上げられておらず、その偉業を知らない人が多いということだ。


そもそも小惑星とは何か?

惑星は太陽の周りを回る星。
水金地火木土天海冥といえば判りやすい。
特に観測しやすかった土星までの惑星は、古代から暦と密接に関連し、月と太陽(日)を加え七曜のもとになっている。

天文学が発達するにつれ、惑星までの距離が判ってくると、火星と木星の間が不自然に開いていることが判明。
理論上そこにも惑星があるはずだと探したところ・・・。

あったにはあったのだが、そこには大きな星ではなく、直径数キロ程度のまるで星が粉砕してしまったような岩石の破片のような星々が多数見つかった。
その多くは火星と木星の間の小惑星帯にあり、太陽の周りを公転しているが、中にはいびつな軌道のものもある。
イトカワのように、かなり地球に接近するものもあり、将来いくつかは地球に衝突する危険があるともささやかれている。



カプセル公開最終日。

ようやく時間ができたので早速東山線でお出かけ。

モータリゼイション(車社会)バリバリの名古屋だが、一人の時には公共機関使おうぜ!



名古屋市科学館は地下鉄東山線伏見駅近くにある。

伏見駅を降りると、平日の午前中に関わらず結構な人出。
地下鉄東山線と鶴舞線の乗換駅でもあり地上はオフィス街、たくさんのビジネスマンが行き交う。
しかしこのオバちゃんたちの多さは、降りてすぐのところの御園座目当てに違いない。

まさかみんなはやぶさじゃないよね?



おお、あったあった。

カプセルの公開は朝9:30〜17:00まで。
朝9:00より入場整理券が配られ、その日の予定者数の整理券を配り終えたらおしまいだそうだ。
ということは、まさか殺到して入場できないなんてことはないだろうけども、行ったはいいが入場順が夕方になってしまう恐れもあるということか。
だとしたらどうやって時間をつぶしてようか・・・。




そんな心配をよそに、素晴らしくさわやかな秋晴れの朝、仕事が始まったばかりのオフィス街に歩く人はまばらである。




伏見駅から徒歩3分、科学館のある白川公園に到着。

かつてこの公園には大量の自由人が暮らし、茂みの中には住居である青いビニールシートがそこらじゅうにあったが、いまでは全く見かけなくなった。
その人たちはいなくなったわけではないと思うので、一体どこに行ったのだろう?




さて、カプセル公開最終日、殺到した人々による長蛇の列に並ぶ覚悟できたが、整理券受付の列の最後尾はどこだ?




あう?




待ち時間0分。




科学館の入口には特別公開の看板が。
あれは流星のように輝きながら燃え尽きるはやぶさ本体の写真。

最近は自分のサイトやブログに載せるために、看板の写真を撮っている人が多い。


どこのどなたか存じませんが、ねえさん、なかなかいい腰の入りっぷり。

素敵だぜ。

「はやぶさなう」とかやってんのかな。





残念ながらここから先は写真撮影厳禁

惑星軌道から秒速12Kmというとてつもない速度での大気圏再突入にも耐えた耐熱シールドなど、この技術を喉から手が出るほど欲しい国も多いと思う。
なにぶん地上で簡単に実験が出来ないものだし。


学校の教室の2倍ほどの広さの部屋に透明なケースに入って展示されていた。

JAXA(宇宙航空研究開発機構)によりweb上で公開されている写真


(画像引用元:JAXA)


(画像引用元:JAXA)


(画像引用元:JAXA)

残念ながら展示されていたシールドは実際と同じものだが、宇宙から帰ってきたものではなかった。
カプセルの表面には金色のテープのようなもので覆われていた。
何故か宇宙物は妙な手作り感がある。

再突入した実物はもっと黒く焦げているはずだ。
焦げたヤツ、ちょっと見たかった。

パラシュートは実物。
これが開かなかった場合も想定されていたらしい。


(画像引用元:JAXA)

ゆっくりとその前を通過しながら見た。
人が少ないので立ち止まっても問題なかった。


カプセルを見終わった後そのまま地下のホールに移動、15分ほどの映像を見た後に外に出るとはやぶさ記念グッズが売られていた。

プラモデルとクリアファイル、Tシャツをゴット!

記念メダルとか欲しかったけど際限がないのでやめていおた。

しかし、平日の午前中というせいか、意外に少ない人出であった(助かったけど)。
世界的にも評価が高いこのプロジェクトの成功は、国を挙げて祝うべき快挙だと思うのだが。


少し前、世間がはやぶさのニュースで沸いていた頃、すでに宇宙ヨット「イカロス」の成功も小さく報じられていた。
日本の宇宙技術はもうすでに先に進んでいたのだ。


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2010.10.19

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