東山公園の、あえて植物園を目指す


名古屋の東の果てに東山公園という広大な緑地があります。
園内には動物園遊園地があり、名古屋市民の憩いの場となっています。

かつてこの公園の回りを通る幻の東山ドライブコースを探してさまよったが、回りを一周するのに一時間はかかろうか(歩くの遅い?)という大きな公園。

 この東山公園、恐らく名古屋市民なら一度は訪れたことがあろうかというほどメジャーな公園なのだが、入場料が中学生以下無料ということもあり、遠足や小中学生のデートコースの定番ともなっているようである。
 広大な敷地は動物園、遊園地、植物園のエリアに別れており、園内を横切る一般の道路があるが、有料のゾーンとは明確に区切られており連絡通路で結ばれている。
 学校の遠足ではこの中に放っておけば生徒達は悪さをせずにすむという安心な公園だ。


 実はこの公園、これまでに幾度となく訪れている。幼少の頃、幼稚園の遠足で母親と乗った遊具が今だに現存し、係の人に「これ30年前からあるでしょう」と言ったら「40年前からあります」との返事が。
 愛知県民にとって、昔から変わらぬ定番の娯楽スポットなのだ。
 ここに来ると動物園や遊園地など見るものが多く、気がつくと閉園の時間が迫っていたりして、何度も来ている割には植物園がどうなっているのか、一度も見たことがない。





どうしても後回しにされてしまいがちだが、今回はあえてそのボッタニコガーデン(植物園)を攻めてみようかという計画だ。






東山公園にはいくつかのゲートがあるが、やはり地下鉄東山線の東山公園駅を降りて堂々正門から攻めるのが王道(勝手に決定)。


ごらんのように駅の壁には動植物園を表す壁画があり、この浮かれ度合いは他の駅とは一線を画す。



もう入口はここであると言わんばかりの歓迎っぷり。



待ち合わせ場所(ゾウの柱)の横を通り地上へ向かうと公園は目の前、そこはもうパラダイス!

 



自販機までが浮かれムード。






これが東山公園正面玄関。

ばーん!

この全面横断歩道は幼少目にあまりにインパクトが強く、克明に記憶がある。
昔はゼブラ模様が斜めではなく真横だった。



入場料を払って園内に入るとそこは・・・



平日の昼間、学生風のカップルや、ベビーカーを押した若奥様仲間や幼稚園児の遠足が行き交い、静かに流れる平和な時間があった。




入って早々すぐのところに北園遊園地へ行く連絡通路があり、メルヘンチックな看板が誘うが、今日はあえてスルーを決め込む。


この看板の熊の車掌の目の部分が光るって知ってました?



ちょっと横を見ると炎天下に象なんかが気持ちよさげに水浴びしている。


↑それを眺めるカポーが一組。
本当に人が少ない。



正門から入るとすぐに動物園が広がっているので色々と見たいものがあるが、今日はぐっとこらえる。




「今日はあちぃんだよ」




そういえば今日は昼飯がまだだった。
園内の売店で軽く空腹を満たす。



波の形千鳥の位置が違うんだよなぁ・・・









じーーーーーーっ









その時、どこからともなく視線を感じた。








うわぁ・・・




平日は特に観光客が少ないのでヤツらは飢えている。








東山公園といえばシンボル的な存在としてこの東山スカイタワーがある。

標高80mの丘の上に立ち高さ134m、夕方からはタワーを縁取るようにライトアップされるため、遠くから見ても一目でわかるランドマーク。




ようやく動物園エリアも終わりに近づく。

シロクマやキリンさんもぐっと我慢!




おや?
ここは見たことがある風景だ。

確か以前東山ドライブコースを探してさまよった時に敷地の外から見た公園内の様子ではないか?

「ええ、そうよ。」

「ちょっと乗っていきませんか?」







数々の誘惑を振り切ってようやく上池門まで来ました。



あの連絡橋を越えればようやくこども動物園、そしてその奥がいよいよ今回の最大の目的の植物園ゾーン。






ようやくここまで来た・・・

予定では脇目も振らず突き進んでここまで来るはずだったが、どうして周囲の誘惑に勝てず、ここまで来るのにすでに30分のタイムロス。

恐るべし動物園!
(だって空いてて見放題なんだもん!)

いよいよ動物園エリアを脱出するその時、振り返り記念撮影。




人気のない(平日の昼間だしね)子供動物園を横目に見て(実はタヌキを少し見てしまった。滅多に小屋から出てこないのが出てきていたらしいので)、そしていよいよ植物園エリアであるバラ園へと突入する!




東山植物園へ続く・・・


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