幻の「日暮し乃瀧」を求めて2〜再訪


かつて岐阜県土岐市曽木町を幻の日暮し乃瀧を求めて彷徨った。

過去記事 → 幻の「日暮し乃瀧」を求めて


そして調べて出てきた「幻の白竜滝」


しかし、さらに調べると幻の白竜滝=日暮し乃瀧ではなく、本当の日暮し乃瀧を訪れた強者に辿り着いた。

E Y K様のブログ「迷盤な日々」より → 「日暮し乃瀧見つけた!」

(リンクの許可いただきました。)

(要約)
橋を渡ってすぐのところに左に行く道があり、祠があるのでそれを超えて沢に降りる。
沢を渡って支流の川を遡ると日暮し乃瀧がある。

こんなかんじか

国土地理院の地図より引用

詳しく行き方も記されており、これはかつて探した怨念を払うため、訪れない手はない。




岐阜県土岐市曽木町、県道69号線。




林道入り口の橋。

橋を渡ってすぐのところに左に進む道


以前来たときには全く気がつかなかった。

おお、本当だある。




落ち葉の積る獣道、眼下には肥田川と県道69号線が見えるが、結構な高さだ。

気をつけて進まねば、足下が滑りやすくなかなかスリリング。




やがて右側のはるか下方にも沢が見えてきた。




尾根道を進むが、ここの両側に沢が見える。

下方からザーと音がする。




祠が見えてきた。




さて、滝へゆくにはここから沢に降りる必要がある。

見事な笹藪。

つまりこの祠までは辛うじて獣道が出来ているがここから先は道らしき道がない。




滝好きにとって、道なき道を突き進み沢を遡上してゆくことはごく当たり前のことであり、大自然の中にひっそりとある滝を拝むには当然である。

むしろ道がきちんと整備された滝の方が少ない。

なので田舎育ちとはいえ都会に慣れたもやしっ子には少々の覚悟がいる。

きちんとした装備と覚悟を持って望まねば危険である。
もちろん登山と同じ、すべて自己責任だ。

世の中には廃線跡や廃道を勇猛果敢に突破する強者もいるが、本当にすごいと思う。




笹をかき分け道なき道を進み、なんとか沢まで降りてきた。



正面を見ると、

この沢に合流する支流?

げげっ、ここを遡るのか・・・


○が滝の場所

川というかガレ場というか、巨大な岩がゴロゴロする谷。

流れる水はほんの僅かだが、一応川のようだ。

岩の大きさはどれも同じくらいの大きさで、あまり苔が生えていないところから頻繁に崩落があって地形が変わるのかもしれない。

もしかしてここ、夏場には劇藪になるのでは?




岩の上を慎重に進む。


岩が白いが雪ではない。
それにしてもブレブレだがね奥さん。

この先に滝があり、辿り着いた先人がいると判っていなければ決して進まない。


岩の大きさはある程度あるので足下がぐらつくことは少ない。

それにしても川の水がなくなった
果たして滝はあるのか?




しばらくゆくとまた水が復活した。

倒木の枝がすごい。

人がほとんど来ない、谷そのままの姿。

それでも不法投棄のゴミがあった。
上の林道から放り込むのか?




ようやく滝が見えてきた。

高さは3メートルくらいだろうか?

水量は少ないが一応滝である。




滝の左側から上部へ登ることが出来るが、その途中に不動明王が祀られている。




滝の上部へは同じようなガレ場が続いているようである。

銀色のテープが張られているのは登山の印か、これ以上は危険と言うことか。




上を見ると山に挟まれた冬の空。

ここが本当の山の中だと言うことがわかる。

都会では見ることの出来ない風景、たまにはいい。



曽木町の観光パンフレット書いてあるということは、実際に訪れる人もいそうなものだが、ここまで案内板らしきものは一つもなかった。

これは気軽なハイキングのつもりで来ると大変な目にあう。

山登りの経験者なら何のことはないかもしれないが、それなりの覚悟を持って訪れるべし。






さてこの林道入り口、かつておせん淵を探したときに訪れた。

橋を渡ってすぐのところにある左に行く道、そんなものあったのか?
当時は全く気づかなかったので見落としか?


かつて訪れた夏の様子。

こらあかんわ。

この日暮らし乃瀧、夏場の訪問には困難極めると思われる。



ところでかつて調べて出てきた幻の白竜滝

では一体これはどこなのか?

過去に彷徨ったよりも下流の、県道69号線の対岸にあるという。

なんとなく水が流れた跡が数カ所あるが、どうやらここらしい。

対岸に看板があるらしいのだが確認は出来なかった。
恐らくここも夏場には劇藪に隠れて、垣間見るのは困難だと思う。

(2020.1.5)


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