岩屋観音
豊橋地下資源館と視聴覚教育センターとセットで訪れたい岩屋観音は豊橋の東、二川駅に近い所にある。
周囲一帯は岩屋緑地という公園になっている。
緑地公園はなかなか広いので半日のんびりするにもいい所かもしれない。
見晴らしのよい展望台も有り、桜の名所にもなっているらしい。
あれがちょっとそこまで、と登れそうな微妙な距離にある山の上の展望台。
この日は今にも雨が降りそうな天気だったので登らなかったが、きっと眺めはよかったに違いない。
それより気になるの岩の上にそそり立つ観音様像。
あそこには行けるのか?
木々の間に見え隠れする。
正しくは大岩寺という曹洞宗の寺院。
この場所もすでに石段を登った高台にあり、木々の間から見晴らしがよい。
裏山がゴツゴツの岩屋まで、その下がオーバーハングした空洞になっておりその空洞や山頂には観音像が祭られている。
うう・・・頼むからこの瞬間には地震は来ないでくれ。
(昔から永年この姿を保っているということは逆に安全と考えるんだ。)
お堂の裏に回るとどうやらこの上に登れるようだ。
ううむむむ・・・。
本当に登ってよいものなのか?
ものすごく急だし、ものすごく狭い。
公園にある気軽に歩く遊歩道とはちょっと違う。
もしかするとこの先は聖域、不埒な心で気軽に立ち入ることは罰当たりではないのか?
(↑超小心者)
見るからに立ち入り禁止ではなさそうだし、せっかくなので登ってみるとしようか。
岩はゴツゴツ、しっかりした手すりはあるので靴さえしっかりしていれば滑りにくくて登りやすいのだが、かなりの急な岩場になっている。
頂上が見えてきた。
遮るものが何もないので風が抜けて心地よい。
(岩屋山、78.2m)の上に約2.9m(9尺6寸)の正観音(聖観音)像
観音像の真横まで登れるようになっている。
向こうに見えるは展望台。
おおおっ!なかなかの眺めだ。
天気がよければ遠くに遠州灘(それとも三河湾か)も見えていたに違いない。
遮るものの全くない事実上365°の大パノラマだ!
5°?
勢いで登ってきてしまったけど、ふと目線を下に移すとそこには・・・
こここ、怖ぇぇぇっ!
そうだった高所恐怖症だった。
観音様のすぐ下には休憩コーナー。
弁当を持って登ればさぞかし眺めのいい・・・いや、怖すぎる。
前も後ろもすぐに崖、ここ、強風時にはかなりヤバいんじゃないか?
反対側にも降りる道がある。
うげえ、降りるほうが怖い。
しっかりした手すりがあってよかった。
高さとしては低いのであっという間に登って下ることができる。
少々危険だが、気軽に登って下れるプチ登山気分。
地上侵略気分に浸るのも悪くない。
ついついあほなことをしたくなるが、そんな様子が下界からも見えているのか。