聖地巡礼 鎌倉の旅2


聖地巡礼の旅続き。前回までのあらすじ


極楽寺駅から歩いてすぐの所にある桜橋

駅を見下ろす位置にあり、ここから写真を撮る人が多かった。

深い切通しになったの中を通り、江ノ島電鉄線唯一のトンネルを望むこのスポットは有名な場所らしい。


訪れた時は桜がほんの少し開花しかけた頃。
桜は正直期待していなかったのでサプライズだった。
この年は開花が予定よりも随分早かったので、旅行計画を立てるのが難しかったに違いない。


しかし、失礼ながら意外と観光客が多い。
お年寄り夫婦と思しき二人組みや若い女子数人組みも見かけた。
みんな聖地巡礼なのか?

いやいやいや、史跡探訪観光めぐりコースとしても有名な場所なのだろう。
だからこそドラマやアニメの舞台になったともいえる。





桜橋から海のほうへ歩くと、両側に山が迫る切通しがある。

鎌倉と言う土地は海を望んだ背面は山に囲まれており、周辺には切通しが多い。




階段を上るとそこは成就院。




この石段からの眺めは有名らしく、写真を撮っている人々が多かった。

アニメ「エルフェンリート」でキーワードとなる眺めがある。




おおおおおおっ!!

これは絶景だ。

山間から由比ガ浜が一望できる。

幾度と写真で見かけたことがある風景だが、現実にここに立ってみるとでかい
ダムでもそうだが、写真で見るよりも実物ははるかに大きく感じる。

かなり遠景のようだが、ここから浜まで数百メートルしか離れておらず、波打ち際に誰が歩いているのか判りそうなほど近く見える。

さらにここはアジサイの季節が有名だとか。




この石段、成就院の敷地内に当たると思われるが登り口と降り口に門があり午後5時から午前8時までは閉まっている。
残念ながら作品中に出てきたようにここからの夜景は楽しめない。

もしかして昔は夜間も立ち入り可能だったのか?
もしかして多くの不埒な輩が夜間に訪れた結果そうなってしまったのならば心が痛い。




階段を下りて振り返ると、ここも見覚えがある景色。
お墓内は関係者以外は入れません。




春の穏やかな日の中、海に向かって歩きます。




風は少々あるが暖かい、散歩日和だねぇ〜。




途中、長谷駅前にも立ち寄る。

ここも見たことがある風景だ。
作中では薬局になっていた。




由比ガ浜までやってきました。
浜にはボートハウスと思われる建物が並んでいます。




海水浴の季節ではないものの、浜にはサーフィンの人や地元の散歩する人、観光で歩いている人も多かった。

砂はさらさら、思っていた以上にビーチだ。

海のほうからの風は強く、天気がいいこの日も波は高かった。
いかにもサーファーが喜びそうな海だ。




正直この浜には期待はしていなかった。
ごみも多く、海も汚れていると思っていた。

しかし、ひじきのような海草はいっぱい打ち上げられていたが、人工のごみはほとんどなかった。

浜辺も水も驚くほどきれいだ。



シーズンオフというのもあるとは思うが、きっと地元の人々の活動の賜物なのだろう。
ここまで綺麗ならばイ○娘も上陸しなかったかもしれない。




にゅう?



由比ガ浜4丁目の交差点。
あの信号の脇にある看板は・・・。




これは「侵略!」

 




ここも「侵略!」

 




ここも「侵略!」

 

本当にそのまんまでゲソ。

これは聖地として巡礼したくなる気もわかる。






砂浜を何度も往復した後、さすがに少々腹が減った。

由比ガ浜の西の端にあるコンビニまで歩き色々と食材を仕入れ、風に吹かれてのんびりと海を眺めながら楽しむとするか。





ところがです。

そういえば極楽寺駅を降りてからというもの、上空から「ぴよーぴよー」と鳴き声が聞こえたが、この鎌倉上空にはこのとんびが大きく輪を描く光景は風物詩ともなっている。




キョロッ!

海風に乗って空中でホバリングする奴と目が合う。




こんな所でうかつに食料など広げると大変なことになる。

気が付くと上空にはとんびの群れがうじゃうじゃ、目の高さの柵の上にはカラスが、地面からはハトの群れがじわじわと迫る。


なんともなんとも、これは昼飯どころではない。
しかしそんなことでへこたれるようなしぶーのではない。

ハトやカラスはおこぼれを狙っていて、わざわざ立ち向かって来るような人たちではない。
となると脅威は上空のでかいやつらだ。

上空を牽制しながら(目が合うと離れてゆく)抱え込むようにハンバーガーをかじる。



一口かじり顔から離したその瞬間、大きな影が目の前を横切った。

同時にハンバーカーを持つ手に衝撃がかかった。



ほんの一瞬の出来事だった。
背後から狙われたようだ。
敵は百戦錬磨、日夜人から食料を奪う訓練をしているのだ。

幸い右手はしっかりと持っていたので野鳥に餌やりをせずには済んだ。
しかしインコやハトですらあの鋭い鉤爪、下手をすると大怪我しかねない。


襲われた右手は特に怪我もなく引っ掻かれた痕もなかったが、指に茶色いものが付着していた。
恐る恐る匂いをかいでみるとそれはなんとチョコレート
襲ってきたのが前科のあるやつということがわかる。

きっと周辺のどこかでソフトクリーム(チョコ)を食われた人がいる。





浜での昼飯をあきらめ、住宅街を進む。

マンションの敷地内にボード置き場がある。
すげー。




目指すは由比ヶ浜駅
本当にこんな所に駅があるのか?という景色に少々戸惑う。




だいぶ不安になったところでようやく踏切が見えた。
実は距離としては由比ガ浜駅よりも隣の長谷駅のほうが海に近いのは内緒だ。
(長谷駅からはボートハウスだらけの場所にたどり着くが)




細い住宅街から曲がって遠くに見える踏切の脇にあるのは・・・。




ここも「侵略!」

 
昔はここの入り口が階段だったようだ。



どの写真も微妙にオリジナルと構図がズレてるのは、その場所の周辺も写しておきたかったため。
(全く同じように撮ったカットもあるのだが、それでは面白くない)



この由比ヶ浜駅は線路と細長いホームで成り立つ。
本当に住宅街の中にある。

海水浴シーズンともなれば、毎年多くの人が利用する、有名な場所なのだろう。

この駅のホーム、隣の飲食店から始終いい匂い(マーボー豆腐だろうか?)が漂っていた。




「侵略」を反対側から見た風景。

このシーズンは無人駅のようだが、券売機で切符を購入。

ホームのベンチに腰掛け、少し時間があったので何本かの電車を見送りつつ、さっきあきらめた昼飯を堪能。




ここから再び江ノ電に揺られること2駅、鎌倉駅へ到着。

終点(始発)鎌倉駅の線路の端の車止めの上に、ちょこんと乗ったカエルの置物。
「無事帰る、なんちって」と思ったらそのまんまらしい。


これも有名なものらしく、写真を撮っている人が多かった。



この鎌倉駅からは鶴岡八幡宮が近い。
本来の観光の旅だったらここからがスタートかもしれない。


今回はわざわざ鎌倉へと来ておきながら八幡宮も大仏も江ノ島も見ていない。


聖地は元の作品を知らなければごく普通の景色であり、地元の人々にとっては日常の一部なので訪問には十分な配慮が必要だ。




それにしても鎌倉、実にいい所だった。




また来るでゲソ!



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この作品へのしぶーの個人的感想
由比ガ浜を舞台に繰り広げられるドタバタコメディ。
ほのぼのした笑いは家族揃って安心して楽しめる。
シンガーソングライターのアツミサオリ氏の作曲したエンディングはなかなかの秀作。


最近はJ-POPが元気がない分、アニメに優秀な人材が流れているような気がする。

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