趣味の電気工作

怪しげな改造、改良と称しての破壊など、気まぐれに電気工作で遊ぶページ

デスクライト単3電池2本化計画


こだわりの品々の所にもご紹介いたしましたこのLEDライトですが、いよいよ単三電池2本で駆動するように改造計画開始。
とはいえ、今回はとりあえず内部の回路の実験のみ。

 今は単四電池3本直結で駆動していますが、3本というのが中途半端で使いづらい。他の用途で使い古しの単三電池を消費する意味でも、単三電池で駆動してくれるとありがたい。


単三2本の3VではLEDを充分な明るさで光らせることが出来ないので、コンバータ(昇圧回路)が必要です。コンバータは安物のLEDライトを破壊して使いまわします。

単三電池1本で5LEDを光らせるライト。どこかの有名ライトとデザインが似ている、いわゆるパチモンライト。
このコンバータに無理やり3Vかける設計。


せっかく改造するので機能を増やしたい。
そこで理想条件・・・


コンバータはこの一つ(あるものを)を使う。
・単三電池1本でも2本でも駆動する。
・明るさ二段切り替えで、ランタイム重視か選択できるようにする。
・電源スイッチの他に、切り替えスイッチは一つだけにする。


そこで・・・・

平常時は単三電池1本、もしくは2本並列で駆動。

スイッチにより並列から直列へ切り替え電源電圧をアップ。

並列で電圧が下がってきたら直列に切り替えて(一時的な)明るさを確保可能。

これにより、死にかけた電池も液漏れ寸前まで搾りつくせるという夢の回路。




ない知恵を搾って考えてみました。スイッチが二つありますがこの二つは連動しています。両方がAの時は直列、Bの時には並列になります。さらにBの並列の時には電池一本でも駆動可能。

本当は二つのスイッチは一つにまとめて描くべきだが、ただでさえない知恵を無理して考えたので、まとめて描く知恵はもうありません。このまま強行組み立てに入ります。

2系統3接点スイッチというのを使います(スライドスイッチだから回路図違ってるし)
上下は連動していますが別回路です。

回路図をたよりに配線していきますが、配置を全く考えていない行き当たりばったりの接続なので、だんだんわけわからん状態になってしまいました。

コンバータとLEDをつないで完成しました。



????完成????

うああああ、かなりヤバ気な雰囲気。



もし間違って配線されていて短絡でもしていればコンバータが破壊される可能性も大。



点灯しました。2本並列も1本もOK、切り替えスイッチで直列にすると明るさが格段にアップします。

このコンバータの入出力電圧やLEDにどのくらいの電流を流すか?とかは全く考えてません!
コンバータやLEDが焼けたらもっと優秀な物に替えよう・・・。

とりあえずこの回路で使えることが判りました。満足満足。


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さて、いよいよ本体に仕込む計画を実行に移します。



とりあえずバラします。


中はいたってシンプルな構造

この作業マットの上だと画像が見難い見難い・・・



ところが、単三電池を入れることを考えると長さ、深さともに足らず・・・
内部の容積はあるものの、完全に破壊して新たに電池周りを作り直す必要があります。


ううむ・・・まあ当然といえば当然だが・・・



できるだけこのボディは生かしたい。

単純に面倒になったともいう・・・




・・・・・・。




単四電池2本仕様に変更!

いきなり挫折です・・・




orz




・・・・・・







気を取り直して、スイッチを新たに仕込む必要があるので、何か気の利いたパーツがないか漁ります。


なんだこのガラクタ箱は?




 

結局切り替えスイッチはメインスイッチの横、真ん中の電池スペースに仕込むことにしました。
無理やり穴を開けてしかも接着剤で固定。

破壊活動が始まってしまいました。もう後には引けません!


コンバータの配線は細かいので最初から付いているリードを温存します。
細い上、半田付けも気のせいか弱々しいので電源のコードとチューブで束ねて固定。



コンバータが納まる所はボディ裏側にテープで固定。相変わらす無茶苦茶ですな。

これぞ糞MODたる所以です。


うひゃー適当!


慎重に配線しました。前回のテストの配線を教訓になるべくわかりやすくしたつもり


テスト点灯OK!
組んでしまえば中の配線など見えん!




最後に重りを固定します。


 このデスクライト、手軽で便利なのですが一つだけ弱点があります。下の部分が軽すぎて、アームを張り出すとスタンドごとコケてしまう。今回単四電池3本から2本へと減ってなおさら下の土台部分が軽くなってしまったので、隙間に重りを仕込んでいます。

完成!

 

左は単四電池1本もしくは2本時、並列で駆動した場合。右は直列で駆動した場合。かなり明るいです。


死にかけの電池でもまだ使える。

切り替えにいちいち底のふたを開けなければならないのが少々面倒ですが・・・

(後に、底の電池蓋に丸い穴を開けてそこから指が入るように改造しました。)


とはいえ、単四電池では容量の少なさは否めません。このスタンド、さすが安物だけあって早速スイッチの塗装が剥げてきています。更なる大容量の電池と明るい光源を持つ大型のスタンドライトの設計を考えつつ・・・・


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