趣味の電気工作
怪しげな改造、改良と称しての破壊など、気まぐれに電気工作で遊ぶページ |
Fenix E1 リフレクターの加工
FENIXのE1というライト、現役でキーライトとして活躍しています。
今話題のライトに比べそんなに明るくはないが、その分電池の持ちはよく、値段も手ごろなので惜しげもなく使え、
本当に暗いところではそこそこ明るく頼りになるライトです。
単4電池1本というのも魅力。
欠点を強いてあげるならば、光の色が少々青いのと、照射パターンにリングが出るのでマニア受けがいまいちなのも事実。
しかし個人的にはライトマニアでない人にもお薦めしたい名機だと思っています。
リフレクターは多少同心円の削り跡が残る鏡面艶出し、中心照度が高く意外と距離が飛ぶが、照射パターンにリングが出る。
中心の周りが薄っすら黄色い。
さて、今日の糞MODは・・・
世間には照射パターンを整える為に、オレンジピール仕様の(細かい凸凹のある)リフレクター搭載のライトも数多くあるが、
ここはあえてこの安いライトを自分仕様にカスタマイズすることにしましょう!
実に大雑把な形式的とも言えるマスキング。
外に出てクリアラッカーを吹き付けます。
(画像は室内ですが実際には外です。)
ライト界ではもうお馴染み?の技法。
スパッタリングによって、擬似艶消しリフレクターにしてしまいます。
スパッタリングに使うのはクリアラッカー(透明艶出し)。容器をよく振って1〜2回軽く験し吹きをしてから使います。
影絵じゃないよ。
吹き付ける方向は一方通行、しゅっと吹きながら一瞬でリフレクターを通過するようにします。
最初は用心して30〜40cmほど距離を置いて、慣れたら近づけてゆきます。
ラッカーは乾きが早いのであまり距離をおくと空中で固まってしまうので効果が少ない。
最初にリフレクターが薄っすら曇る程度で仕上げてみたが、組み立ててみてあまり効果がなかったのでもう一度外に出て吹き付けました。
手までぴかぴか
・・・・
手ごと吹き付けちょる・・・
なんという行き当たりばったり・・・
相変わらずの糞MODっぷり!
(真似される方は手袋等をご使用ください!)
ムラにならないようにリフレクターを回しながらしゅっと吹き付けること合計8回。
最後の2回は20cmの距離で、思ったよりもたくさん吹き付けました。
ラッカーは10分も乾かせば匂いも揮発して固まります。
塗膜としては金属(アルミニウムメッキ?)の上なので耐久性はありません。
素のリフレクター同様、触らないほうがいいと思います。
念のためもう10分ほど乾かしてからライトに組み込みます。
飛距離は若干犠牲になりましたが、照射ムラはほとんど消えました。
中心照度がわずかに落ちた分、目で見てはっきり判るほど全体が明るくなりました。
室内や近距離を照らすには実に使いやすいライトになりました。
おおっ!かなりええがな!