趣味の電気工作

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ライトの気になる音



すっかり魅力にやられて、今や片時も手放さず持ち歩いているライト、FenixのLD01。

 ステンレス製で少々重いが、雑に扱っても傷一つつかないタフさは信頼性があり、すでに磨耗したかのような外観は、観賞用ではなく実用本位のライトとしてふさわしい。
 単4電池一本、明るさは3段階、27Lumen→10Lumen→80Lumenとなっており、かつて同じようなスペックのライトL0D-CEからストロボモードとSOSモードが省略されています。
 このストロボとSOSの2つのモードは面白いが、日常生活の中では使うことはまずないので正直いらんかった。長時間使用時の電池の節約と手元を照らすために、3段階もあれば充分だと思った。

この3段階の明るさ、便宜上中モード弱モード強モードとさせていただきます。
アナログ人間なもんで・・・。

中モード・・・・・・普段使いの明るさ、いわゆる標準。
弱モード・・・・・・・・・・・長時間使用の省エネモード。
強モード・・・・ターボモード、一時的に明るく照らす。



かつてのEDC(エッブリデイキャリング)のL0-Ti、チタン製で仕上げも美しく観賞用としても充分耐えうる素晴らしいライトであったが、明るさのや機能面では最先端のライトに比べて今ひとつな所はあった。

小型でポケットにしのばせる緊急用のライトなので、絶対的な明るさに関しては特に不満はなかったが、逆に暗いモードの時にデューティー比で制御していた(高速で点滅していた)ため動くものがチラついて見え、目が疲れるので長時間の使用には不向きだった。

それに比べてこのLD01は制御方法が変わったのか、中モード弱モードでもチラつきがほとんどなく使いやすくなった。




ところが、ある困ったことにより、長時間の使用に問題が出てきてしまった。

その困ったこととは・・・。







気に入ったライトは、どこへ行くのにも、いつも肌身離さず持っている。

当然トイレの中にも持ってゆく。
べんでんを点けずに、手持ちのライトの明かりだけで用を足す。
便所の電気と言いたいのか?)

狭い部屋の中では光量はいらないので弱モードにしていた。





ランタンとして使用するため棚に置いた時のこと。


どこからともなく音がする。


キーンと甲高い音。


高いレ(D)の音。




ライトから音がするというのは珍しいことではない。
特に、光量をコントロールする制御回路内蔵のライトからは音がするという話は有名。


ライトを手に持っている時には気付かなかったが、何かの上に置いた時に、共鳴して増幅されるのだ。

音叉など、何かに接触させると音量が大きくなる。





中モードでは半音高いミ♭(E♭)の音がする。


高いミ♭とレの音。
つまり中モードと弱モードの音では半音違っている。


しかしこの半音、同一音階上の音ではなく、中モードの音は微妙に高く、弱モードの音は微妙に低い






どのくらい高い(低い)のか?
増幅して確かめてみようか。


何かに乗せた時に音が大きくなるのならば、中が空洞でよく響く箱状のものに乗せればより大きくなるのではないか。







おお、丁度いいものがあった!




キーンと聞こえる。
確かに増幅されるが、非常にかすかな音量。



ライブ用の自作のピックアップにチューナーをつないでみた。

チューナーの針は反応なし
やはり音量が小さすぎるのか。


ギターやウクレレ、バイオリンのような弦楽器は、木材を使うことによって程よい増幅と心地よい音色を実現している。
すなわち増幅力としてはまだまだ穏やか。




もっともっと弦の振動を増幅する装置はないか?



さらに音量を増すために考えられた楽器、例えばバンジョーのような皮を張ったものならどうだろう?





おお、丁度いいものがあった!

沖縄の三線、ニシキ蛇の皮を張ったものだ。
ナイロン弦の振動を歯切れの良い立ち上がりと充分な音量に増幅している。



シュールな光景。

しかし、皮を張った仕組みの楽器ではあまり大きくならなかった。



レゾネーター・ギターのような金属板の上に乗せたらどうだろう?
(音量増幅のために金属板を仕込んだギターがあった。ドブロ社、ナショナル社が有名。)





流し台の上に直接乗せてみました。

ステンレスのLD01にステンレスの流し台。
共に磁石はつかない。
(LD01に磁石を近づけたらつきました。ついたと思ったら中の電池やばねでした。ボディ自体はつきませんでした。)

かすかだがキーンとよく響く。
写真ではヘッドが上だが、ヘッドを下にライトを伏せて置いたほうが良く響く。



ヘッド部分を押し付けるとさらに大きくなった。

それでもチューナーは反応しない。



ピックアップに直接押し付けてみたら何とか反応しました。

増幅する必要など何もなかったのでは?



音楽用のチューナーは測定機器ではないのでその音のHzが表示されるわけではなく、音階の中での高いか低いかが表示される。
逆算して基準音の高さを比べてみることにしました。



中モードの時・・・・・・基準音A=443Hzの時のミ♭(E♭)の音。
弱モードの時・・・・・・・・・基準音A=436Hzの時のレ(D)の音。
強モードの時・・・・・・・・・・・・・・・・・・音はせず(聞き取れず)。

耳を澄ませばさらに高い音(倍音か?)が聞こえるような気がするがチューナーには反応しなかった。


絶対音感というヤツのせいなのか、このが微妙に気になるのだ。




ちなみに、一般的に音楽を演奏する上で基準となるのはA(ラの音)=440Hz。
1939年にロンドン会議で定められた音楽の基準値。
人間の耳に最も心地よく自然に聞こえる高さの音、人間が産まれて最初の産声の高さとも言われています。
現在、オーケストラなどではそれよりも少し高めの442Hzを採用するところも多い。




とは言え微妙な音の高さを気にしていては、日常の中の音が気になってしょうがない。
しかし電池が減ってきた時に、ちかちかと微妙に光量が変化する(いわゆるフリッカー)のと同調して僅かに音程が上下する。
(これはイヤーっ!)



さほど気にするほどの音量ではないのだろうけども、静かなところでは意外と耳につく。
手に持って使う分には全く気にならないが、どこかに置いて長時間ランタンのように使うにはちょっと気になるかもしれない。







L0P-SEやL0D-CEはどうなのか?

耳に突っ込んで聞いてみた。
どれも強モードの時には音はせず、中モードと弱モードの時には同じような音がする。


ぶーんと低い音、音階ではソ(G)の音。
変電所で聞くような音だった。



手持ちのライトのみの検証な上、測定方法も厳密なものではなく、電池による差、使用環境による差、個体差がある可能性があります


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