趣味の木工
趣味と実益を兼ねた木工作業の数々 |
電撃だっちゃが壊れたっちゃ!
しぶーのは蚊が大嫌いだ。
血が美味いのか、よく刺される。
幼少の頃は大自然の中で育ち、少々の蚊など屁でもなかったが、いつしか刺されすことも少なくなりすっかり耐性がなくなってしまったようだ。
免疫の問題なのか、ひとたび刺されると痒みがなかなか治まらず、さらには全身のあちこちが痒くなる。
今では蚊が飛んでいるのを見ただけで痒くなる。
害虫退治の定番ともいえる電撃だっちゃ。
正式名称は「電撃殺虫ラケット」とでも言うのだろうか。
虫に触れることなく、潰したり苦しむことなく一瞬であの世に送ることが出来る。
我が家にある四角いタイプはこのアイテムが市場に出回った初期の頃に買ったもの。
これがまた非常に脆弱なプラスチックを使っており、あっという間に壊れた。
まず電池を入れるフタの爪が折れた。
とりあえず輪ゴムで留めるなりして使用していたが、やがて内部の電池BOXの仕切りが折れ、バネも効かなくなった。
それでも壊れては接着剤で直しを繰り返し、まるでいたちごっこの状態に。
極めつけはスイッチ部分の故障。
蚊を追いかけて、ここぞと言うときにスイッチが入らない。
ガーン!
なんと言うことだ最も肝心な時に、これでは戦場で引き金が引けなくなった銃のようなものだ。
単純な接触不良ではなく、スイッチ内部のプラスチックパーツが折れていた。
なんとも頼りにならないモロさだ。
ちなみに最近のものは改良されてもう少し頑丈に出来ている。
不幸中の幸い、スイッチと電池まわりの故障のみで基盤は生きているようなので修理が可能だ。
この四角いタイプは網を下にして立てかけておけるので便利なのだ。
ジャンクBOXを漁り電池ボックスと動作の確実なスイッチパーツを発掘する。
(しれっとオフスイッチがあったりするので注意がいる。)
あちこち折れたプラスチックのフレームは使えないので、新たに木枠を使って組み立ててゆく。
電池BOXを納めている関係上、ある程度の太さは必要になる。
(縦に2本搭載する方法にすればもっと細く出来なくもないが・・・。)
電気工作というより木工だなこりゃ。
しぶーの家では作業所が台所(まな板の上)なので、その日の作業が終わった時に完全撤収を余儀なくされる。
このような袋を活用すればいろいろな作業を中断できる。
製作途中の眺め実習中。
作業を中断して仮組立をすること。
眺めることにより冷静になり、完成イメージを膨らませその後の作業士気を高める。
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この段階ではまだ角張った状態。
カンナで角を落とし持ちやすく加工した後、表面は水性ニスを布で軽く塗って仕上げる。
内寸を電池BOXの幅と基板の高さに合わせたので結構無骨なサイズになってしまったが、使用するにあたって苦にならないのでよしとしよう。
前よりも意図的にリーチを長くしました。
これにより天井付近の蚊にも余裕で攻撃できる。
ひとまず完成、と喜びたいところだが一つ大きな問題があった。
当初の予定ではスイッチはオリジナルと同じ横に付くはずであったが、板の厚さの関係上急遽表面にした。
しかしこの形だと横に倒れた状態でスイッチが圧迫されれば電源が入ってしまう。
もしこのような製品ならば事故が起こる可能性が高く、完全に設計ミスである。
スイッチを横につけ直すか、スイッチガードを周りにつけるか、安全スイッチを足すか・・・。
できるだけシンプルに楽な解決法はどれか。
内部に余裕があったのでスイッチを奥にして、深く押さないと通電しないようにしました。
これで誤作動の危険はかなり少なくなりました。
前に比べて微妙に押しにくくなったが、動作は確実なのでストレスはない。
(2019.6.1)