桃太郎神社


愛知県は犬山市、風光明媚な木曽川のほとりにそれはある。


うぬまの森展望台より木曽川方面を望む



愛知県では春日井市、小牧市、豊田市、そしてここ犬山市で桃の栽培が盛んだ。
(小牧市には桃花台という地名もある。)


犬山、そして犬山にはモンキーパークがあり、山にはキジもいる(はず)。
古くから犬猿キジにちなんだ地名もあるそうだ。


うむ、揃った揃った!



とはいうものの、だからここが桃太郎誕生の地という極めて強引な推し進め方に何ともいえぬモヤモヤを感じつつ・・・。





数件の土産物がある駐車場に車を止めて桃太郎神社へ向かう。

結構立派な土産物屋があるということはそこそこ参拝客がいるということか。



左には木曽川が見え、神社は右に迫る山肌にある。
なかなかよいところだ。

なんかいる。






いろんなものが出迎える。

両サイドにある土産物屋にはニワトリが放し飼いされていたり民芸品や陶芸の体験教室などなかなか味なものがあった。

やはり多くの人が訪れるようだ。




うわっ!

一目見て察するこのB級感

いやいや失礼、これはもしや、五色園にもある浅野祥雲巨匠の作品群では?

過去のレポート → 五色園





日本の伝説に残る怪力の少年といえばもう一人、箱根山あたりの金太郎が有名。

ここ愛知にもおれまーいのような怪力少年がいたということか。






何というか、インスタ映えというかシャッターポイント満載、ネタには欠かない。

そう、ここは愛知県屈指のパラダイス(B級スポット)なのだ。




鳥居をくぐり階段を上ると突き当たり、左手に桃太郎神社、右手に宝物館がある。




鳥居の形もまた独特なものだ。

境内にある作品群は色々とアレだが、当の神社は極めて真面目な神社。

なるほど、子宝、安産、健康など子供にまつわる御利益があるという。

もう万人が参っておいて損はない。




参拝を終えて振り返る。


なんか妙な気分になる鳥居だ。



向かいの宝物館は入場料200円。



中には世にも珍しい宝物が展示されている。
(じつはもっとあったようだが一度火災で焼失しているらしい)


あちこち看板を探したが写真撮影禁止ではないようだ。

この展示を穏やかな気持ちで眺められるような余裕のある人間になりたいものだ。




余裕のある人間




余裕のある人間




余裕のある人間



そう言えばこの宝物館の前に轍(タイヤ痕)があった。


鬼の前あたりね

場所から察するに自動車が来れるような地形ではない。

一体どこから車両が入ってきたのか?

受付の人に聞いても???だった。
(質問の意味がよくわかっていないようだった。)



たぶんこれだろう。


タイヤのついたものと言えばこれくらいか。

もしかすると縁日の日にはこの山車を引きずり出してご開帳となるのかもしれない。




桃太郎の伝説の中で忘れてはならないものが「きびだんご」。

調べてみると黍団子吉備団子の2種類出てくる。

なるほど、岡山説有力なわけだ。






桃太郎の伝説が何処なのか?


なぜ犬山なのか?




そんな疑問を吹っ飛ばすほどのインパクトの強い神社だった。


桃尻




この脱力系のコンクリート像の表す桃太郎の一場面の数々。

単なるB級スポットと思いきや、なかなか立派な神社。



正直、帰りにはどーでもよくなっています。




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こんなものまであるのか





桃太郎神社に来たらついでに見ておきたいのがこの不老滝

桃太郎神社より木曽川沿いを500mほど犬山橋方面に下ったところにある。



寂れまくった駐車場に車を止め、ザーの音に導かれ滝に近づく。




うううむむむ・・・。

妙(たへ)なる違和感が。

もしかしたらこの滝、本来の高さは半分くらいで、嵩上げしているのでは?

結構きれいな滝壺もあって、仮に高さが低くても美しい滝になるのにと思える。




横の土手から滝の上流をへ登ることが出来るようだ。




うん、水路だなこれは。




どう見ても自然の滝としては不自然だ。




そして上流は・・・。

うん、ダム湖だなこりゃ。

水もそこそこきれいだし、なぜそこを整備してしまったのだろうか、何とも残念な滝だった。



それでもこの滝を穏やかな気持ちで眺められるような余裕のある人間になりた(以下略)。


(2019.8.8)


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