鳴沢の滝


愛知県の新城市作手(つくで)、県道岡崎設楽(したら)線と国道420号がぶつかるところにその滝はある。




橋のすぐたもとに駐車場入り口はある。







広い駐車場があり、建物はトイレとバーベキュー施設の管理所のようだ。

この日訪れた時間は夕方6時ごろで他に誰もおらず、管理所も閉まっているようだった。




周りを見渡せばほかに民家はなく山間の静かなところだ。




滝へはいけるようなのでぼちぼち歩いて行きましょうか。

駐車場から滝までは歩いて数分の距離にある。




滝までの途中、雑木林の中にはバーベキュー小屋があり、その右手には川が流れている。

このように林の中の道を下ってゆくが、右手に流れる川は画面手前から奥へと流れてゆく。
滝の位置からすると流れる方向が逆のような気がするが実はこの川、合流する別の川だ。




なんか人んちの庭感ばんばんなのだが。

勝手に入ってきていいのか不安になるような場所だ。




ここから先は川。

左には鉄の階段が見える。
後ほど登ってみよう。




さらに奥へ進むと大きな石がごろごろした川原に出る。

なにやら左の奥の方からザーという音が聞こえるが・・・。




おおーっ、なかなか立派な滝ではないか。

周囲を切り立った岩の壁に囲まれ、山間に落ちる滝はなかなか水量もあってダイナミックだ。
滝の高さは18m、滝つぼの深さもかなりあるようで、これ以上は滝に近づくことは困難。




ちょうど円筒形にくりぬかれたような岩の奥に位置し、神秘的な感じさえする滝ではあるが、




ふと目線を上げると・・・。



はぁ?

そう、冒頭の写真にも出てきたが、ここは県道35号線に当貝津川にかかる鳴沢橋の真下にあたる。

なんでこんな所に橋をかけるかなあ・・・。

結構立派な滝なのに、もう少し何とかならなかったのだろうか。

バーベキュー場も結構なことだが、あまりに滝に近い気がする。




さて、帰りは鉄の階段を上がってみることにした。

結構急な角度で上がっているし、こんなジメジメしたところなりに錆だらけで強度的にも不安がある。




更にありえない曲がり方してるし。

とはいえ、しぶーのが数人乗ったところでびくともしないとは思うが。




階段から見下ろす清流。

滝つぼ意外はそんなに深くないので天気のいい日なら涼を求めて川遊びも楽しいに違いない。




階段を上りきると社が見える。

山岳信仰の日本らしく、やはりこの滝にも何らかの神様が祭ってあるのだろう。




これが鳴沢不動か。




どうやらここはあのバーベキュー管理所の一番奥にあたる場所のようだ。


ブレててすまん。



この奥の突き当りが滝の上部、右手奥に鳴沢不動がある。




ここからも滝は見えるが、夏場は木々の間から白いものが少し見える程度。







さて、幸か不幸か滝は鳴沢橋の真下にあるので、真上から見ることができる。

上から眺めると意外と複雑な形で二段になっている。

ドドドとダイナミックに落ちる様子だが、眺めているとだんだん高さの感覚が狂ってくる。




画面に収まりきらないので、二枚の画像を無理やり縦に並べてみました。

奥に見えるごろごろした石の川原は先ほど立って眺めていた場所。
大きくて深い滝つぼは、長い年月をかけてここまで後退してきた様子がよくわかる。

やがてこの滝も更に後退すれば橋の真下で見えなくなり、そのうち上流側から見えるようになる。
いつになるかはわからないが・・・。







駐車場の周りの田んぼの柵に注意書きがあり「電気柵なので寄りかかったり触ったりしないように」と書かれていた。

おそらく猪や鹿などの野生動物から農作物を守るためなのだろうけど、本当に電気が感じられるのだろうか?


という疑問から、触れてみることに。

あうちょ!

マジっすわ!

大体1秒くらいの感覚でビリっとくる。

ビリっというかパチっというか、結構強い。
昔いたずらでよくやった電子ライターの火花よりも強く、少なくとも電気風呂くらいの衝撃はある。

よいこは決して真似をするべからず!

とは言えやってみるんだろうな・・・。

電気柵の稼働は24時間なのか夜間だけなのかはわからない。
まあ通常は死なない程度になっているはずだが、どこかで自作の電気柵改造して死んだ事件あったしなぁ・・・。








おまけ


国道420号線を足助方面に走る途中、きれいに舗装された道のど真ん中に奇妙なものがあった。


画像はYAHOO地図より引用

大きな石かなにかだろうか、まるでその石を避けるように道路ができている。

地図にも載っていないが、何らかのスポットだったりして。


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