小幡緑地
名古屋の北東の守山区。
名古屋市の中でも自然の多く残る広大な区で、名古屋のチベットともいわれている。
ここに小幡緑地という広大な緑地公園がある。
本園、西園、東園と分かれているが、最も大きいのが本園。
わが国で初めて記念すべき第一回ライトオフが行われた公園でもある。
(ライトマニア以外には果てしなくどうでもいいが)
やってまいりました小幡緑地本園。
っていうか、なんで夕方!?
すっかり日も暮れようとしている、春めいた穏やかな休日。
(世間は平日)
広大な敷地に広がる本園の芝生広場。
季節柄色は茶色。
魅力的な遊具のある広場を発見!
(゜∀゜)
うおおおおおおおおおおっ!
体力の有り余ったしぶーのは広いフィールドを見ると野生の血が騒ぐ。
まるで解き放たれた犬状態。
さすがにこの遊具は大人には少々小さい。
いい年したおっさんが子供に混じって遊ぶのははばかられた。
調子こいて遊ぶとたぶん頭を打つ。
広い園内には芝生広場の他、山の中に道があり、自然を満喫することが出来る。
田舎育ちのしぶーのにとって自然はそこかしこにあるもので、ごく当たり前の存在なのであまりその感覚はなかったが、大(でゃー)都会名古屋に住んで20年、時々無性に自然と戯れたくなる時がある。
魅力的な坂道発見!
うおおおおおおおおおっ!
誰か止めるヤツはおらんのか・・・。
山に入ると道はきちんと整備されている。
舗装された道もあり、時折車も通るので注意。
わざわざ夕方から来たのは目的がある。
夕方に山に入ると言うことは、帰りには当然日が暮れている。
帰り道には懐中電灯が必需品だ。
本当の山ならば遭難の危険があり、こんな時間に入山するのは無謀にもほどがある。
しかし都会の中の整備された山であれば遭難の危険はない。
小高い丘の上になにやらモニュメントがありました。
戦没者の供養のための忠霊塔のようです。
15メートルくらいだろうか?
結構な高さがある。
しかし頂上付近に妙な違和感があるが・・・
なんであんな上のほうが欠けてるの?
最初落雷かと思ったが、不自然な丸い穿ち跡。
トカレフかなぁ・・・
猿投山といい平和公園といい、人気のない場所には穴の開いたものが多い。
おおコワ・・・
しかしのこの慰霊塔付近一帯が妙に開墾された様子がある。
花壇が整備されたと言うよりも畑になっているようだ。
雨風がしのげるところには人の営みの形跡が見られる。
これは自由人が暮らしていたのではないか?
そうでなくとも夜には真っ暗で人気のない場所、心霊スポットとしての訪問者も多かろう。
だからこれもイタズラだろうなぁ・・・
イタズラだと言ってくれ
森の中には木道とよばれる木を敷き詰めた道もある。
歩きやすくて快適だ。
音は出ないが木琴の撥になった気分だ。
いよいよ暗くなってきた。
ライトを点灯!
空はまだ明るいのであまり必要ないが、犬のふそなど踏んでしまわないためにも暗いところでは活用したい。
その前に持って帰れよ飼い主。
園内の何箇所かにきれいなトイレがあるが、どうも人気のない身障者用の大きな個室からタバコの匂いや魚を焼く匂いがする。
もしかすると中に自由人が住んでいるのかもしてない。
広い池に出ました。
緑が池という名前らしい。
空と森と水面の折なす夕方のグラデーション。
水墨画のような美しさがある。
地図で見るとわかるがこの池は堤体があり、広い意味ではダム湖に当たる。
奥に見えるのは常用洪水吐きか。
水位が上がったらここから水が溢れて川へと流れてゆく。
昼に見ても萌え萌えスポットだ。
堤体の天端の一部が橋になっており、そこは非常用洪水吐きになっている。
普段は水がないので橋の下に下りることが出来る。
橋の下では猫がエサを食っていた。
周りには民家も何もない橋の下で、何故エサと水が置いてあるのだ?
すっかり暗くなりました。
夜の公園は昼間の姿とは一変して、不気味な静けさを纏う。
さっきまで遊んでいた子供達や犬を連れた人々はまったく見当たらない。
たまに人が歩いているとぎょっとする。
広場の暗がりの中の遊具からは数人のたむろする若者の話し声がする。
街に近くて暗くて人気の少ない場所といえば、いろいろと良からぬ人々の溜まり場となることもある。
「緑地公園」で検索すると、過去に起きた血なまぐさい事件が数多くヒットする。
夜の公園は昼間とは違った意味で賑わう。
一目を阻んでなにをしようとしているのかカップル、俗世間から離れて暮らす自由人、夜中に集うチンピラ、人生を強制終了してしまった奇妙な果実、暗がりで懐中電灯の性能を確かめようとするおかしな輩などなど・・・。
日が暮れたら、早々に立ち去るが吉。
※この小幡緑地の駐車場は夜間にはすべて閉鎖されます。