日進市御嶽山
御嶽山、御岳山(おんたけさん、みたけさん、みたけやま、みたけさん、みだけやま、おたけやま)、こう呼ばれる山は日本全国にあります。
いわゆる山岳信仰、山を御神体として崇める風習で、世界的にはチベットやペルーもそのひとつ。
愛知県日進市岩崎にある岩崎御嶽社は、萬延元年(1860年)、明心行者・明寛行者の二人が木曽の御岳大神を勧請(かんじょう)したのが始まりといわれています。
高さ131mとも134mともいわれる小山には、いたるところに神霊碑が建っており、その数は3000基以上あるといわれています。
岩崎御嶽山とも日進御嶽山とも言われ、現在「平成ふれあいの森」として散策路が整備されています。
そう、ここは山全体が霊山なのです。
この山は上まで車で登ることが出来る。
駐車場につくとカラフルな弘法大師様がお出迎え。
インパクトありすぎ。
その隣では何やら踏んづけられていますが・・・
このシチュエーション、恐らく天邪鬼。
まんざら悪くもなさそうだ。
あんた、それでいいのか?
この山のいたる所に神霊碑があります。
敷地を区切られた中には様々な宗教が入り乱れています。
駐車場付近を散策しただけでもそこにもかしこにも、その数の多さはこの山が只者ではないという雰囲気を醸し出しています。
山頂には御嶽社。
おそらく比較的新しい。
大量ののぼりが強風にあおられてばたばたと音を立てていました。
訪れたのは夕方、他に人影はなく貸切状態。
本殿まで登ってまいりました。
立派だ。
付近を散策するとステンレスの立派な案内板を発見。
穴不動!?
いちいち驚きすぎ。
案内にしたがって道を下ってゆくと・・・
なんだあれは?
覗き込むと、屈んで入れるほどの穴の奥に、何かが祭られていました。
ここも掃除が行き届いています。
散策路の脇に気になるものを発見。
不動の滝!?
これは見逃せませんな。
こんな所に滝があるなど、どこを探してもそんな情報はなかった。
これはもしやスクープでは?
渇水期がある場合は滝としてカウントされないのではなかったっけ?
階段を下りて薄暗い藪の中を進むと、怪しげな隙間が。
滝があるのなら必ず川があるはずだが、水路すら見当たらない。
これも人工的に作られたものなのでしょう、滝というより岩の間から滲みでる水を集めたようでした。
こんな藪の中に池がありました。
雰囲気ありすぎです。
よく見ると鯉が泳いでいます。
きちんと手入れされているようです。
駐車場からすぐの所には戦没者の慰霊碑が、山の南側には平成展望台があります。
この展望台、本来は給水塔としての役割があります。
日進市を見渡すことが出来る。
まずまずの眺め。
色々な人が来ると見え、落書きが残されていた。
生はいかん!!
ここは有名な夜景スポットとなっているようです。
昼間よりも夜のほうがある意味賑っていると思われます。
現在、犯罪防止のため夜間は駐車場が閉鎖されるそうです。
※落書きはいけません。