近場でハイキング〜森林公園
夏の暑さもすっかりやわらぎ、ようやく涼しくなった今日この頃。
どうやら世間ではもう衣替えも済み、この心地よい涼しさを「寒い」と表現するらしい。
しぶーの的にはようやく過ごしやすくなったというべきか。
秋の天気のいい日には空も高く、休日ともなればどこかに出かけたくもなる。
少しくらい体を動かしても心地よいこの季節、どこか自然の中に歩きに行こまいか。
とは言うものの休みはわずか一日だけ、気合を入れてあまり遠くに出かける余裕もないのでどこか近場で発散することにしようかワンワン。
森林公園。
名古屋市守山区から尾張旭市にかけて広がる大きな公園である。
正しくは愛知県森林公園というのが正式名称。
→オフィシャルサイトへGo!
公園は大きく分けると運動公園、一般公園、植物園で成り立っている。
一般公園は誰でも自由に入ることができ、休日ともなれば芝生で 弁当を広げたりボール遊びをしたりと幅広く市民に親しまれている。
(ただし夜間は駐車場が閉鎖される。)
広い芝生があり、休日昼間にはあちらこちらに弁当を広げる家族連れでにぎわう。
せっかくの天気のよい休日(世間では平日)、弁当もって芝生の上で自然を満喫するとしますか。
×ハイキング・・・野山を歩くのが目的。
○ピクニック・・・・・・・・・・弁当が目的。
さて、食も満ち足りてプチアウトドアも満喫したのでいざ目的の植物園へ突入!
植物園は有料のエリアに当たる。
大人200円を払って入場。
この写真は帰りに撮ったもの。門が閉まっている。
この植物園の森は「日本の森林浴100選の森」に選ばれているらしい。
そんなのあるのか。
愛知県ではこの森林公園と昭和の森、愛知県県民の森の三つが選ばれている。
入園するといきなりお出ましするのが噴水池と沈床花壇。
半袖半ズボン。
おお〜いい眺めだ。
(花壇だそうです)
ううむむむ・・・。
(花壇だそうです)
教訓
植物には季節がある。
確か昔東山の植物園でも同じような季節に行った記憶があるような。
東山公園の、あえて植物園を目指す
花壇を越えると広大な芝生広場がある。
芝生といえばさっきの一般公園にもあったではないか。
そこの芝生と何が違うのか?
うむ、さすがに有料ゾーンの芝生の管理は行き届いている。
立ち入る人の量も多くないのか踏み心地も驚くほどフカフカだ。
受付でこのような季節ごとに園内で見られる花が書かれた地図をもらえる。
森の中には結構複雑に道があって全部は回りきれないが、大いに歩くとしよう。
これぞハイキング!
(世間一般では森林浴程度だと思うが。)
地図で見るとちょっと離れた所に梅園がある。
ほかの木々は雑多な森なのになぜ梅だけ特別扱いなのか?育てるのが難しいのか、栽培に何か特殊な環境が必要なのか?
早速梅園行って見ましょうか、梅園!
ばい・・・。
・・・・。
そうね、梅の花は確か2月のはず。(花札では)
森の中にはきちんと整備された小道が通っている。
小幡緑地や平和公園など、どこかで見たような光景なのはここが愛知の山だからなのだろう。
湿原には白い花がたくさん咲いていた。
このような木道には大抵熱心に写真を撮っている人がいる。
ふるさとの森というのか、各都道府県の木などが区画ごとに植えられている。
とはいえそんなに違いがあるようには見えなかったが・・・。
森の中には池や湿地、小川もあり季節に応じて色々な景色が楽しめるようになっているらしい。
ここもとある季節には両側いっぱいに花が咲き乱れ、それはそれは美しい回廊となるはずのようだが・・・。
どうもこの季節、最も不カラフルな時に来てしまったようだ。
まあ綺麗な彼岸花。
白いのもあるのね。
ををっ!ここは岩石園ではなイカ?
岩石園といえば子供の頃には登って遊ぶことしか魅力のなかった場所だが、大人になって見ると庭園的な趣がある。
全国の特徴のある岩石が集められているということは、わざわざ運んで並べたのか。
さらにこの岩石園の頂上付近には、ここここ古墳!
そうかここは東谷山が近い場所、確かこの辺りには数多くの古墳が存在する場所だったのでは。
東谷山に登ってきました
看板を見ると移設されたもののようでちょっとがっかりなのだが、中は電気もついておらず当然真っ暗。
真っ暗。
はっ!
しまった、今日はごく普通のハイキングのつもりだったので満足なライトを持ってこなかった!
ごそごそとポケットを漁る。
ちくちょう!今日はたったこれしか持っていない!
奥は5メートルほどか、天井にはたくさんのカマドウマが。
植物園のほぼ中央にあるのは展示館。
この森林公園についての展示がある。
妙に青いのは夜の雰囲気を出そうとしているのか、外に漏れる明かりの影響を考えあるのか?
森林公園に色々な動植物がいるということで標本や剥製が展示してあるのだが・・・。
まてまてまて、ドサクサ紛れに何を並べているのか。
これはおらんやろ?外国のカブトムシではないのか?
展示物はこの森林公園に限った生き物ではないらしい。
愛知の山は砂防との戦いだったようで、海上の森にもある砂防堰堤など苦労の様子が伺える。
驚いたのはもともとこの森林公園の場所は森林ではなく禿山だったらしい。
森林公園ゴルフ場のwebサイトにもその歴史が紹介されている。
日ごろの運動不足解消に有酸素運動をと思い、2時間ひたすら歩き続けた。
よく知っているはずの馴染みのある森が、実は人工の森と知ったのは驚きだった。
大いに汗をかいて、帰りに行きつけのお好み焼き屋に行ったら閉店していたのにはもっと驚いた。