スポーツバッグ大作戦!
この記事は、
しぶーのが長年使用していたお気に入りのスポーツバッグの替わりが見つかりました。
ただそれだけの記事である。
しぶーの愛用のスポーツバッグ。
布製でペランペラン、極めてチャチな作りではある。
NAGAI・・・ZU・・・MI?
実はこのバッグはしぶーのの高校時代のもので、学校で購入した部活用サブバッグなのだった。
ということは今からおよそ30年前のものがいまだに現役ということだ。
とは言えさすがにもうあちこちが痛みまくっている。
どんなに大事に使っても、もうそろそろ限界は近い。
いや、世間ではとうに限界は超えているレベルかもしれない。
布製の小型のスポーツバッグ。
ジムに行く時に短パンとシューズ、タオルと隙間にサロンパスやプロテインのボトルが入るだけの大きさ。
肩からかけられて、風呂屋に行く時などもとっても便利だ。
布にこだわるのは通気がいいことも条件。
汗だくになったシャツやタオルを放り込むこともある。
この大きさの布製スポーツバッグ、実はなかなかないのだ。
大きなもの、リュック状のものは数多くあるのだが、この小ささで肩掛け布バッグはまず見つからない。
さて困った。
大きなスポーツ用品店やカバン屋を見つけるたびに探してはいたが、これはというものは見つからず。
あまり高価なものや、壊れたら次の買い替えが難しいものも避けたい。
「もういっそのこと、布買ってきて自分で作ったら?」
嫁からのアドバイスである。
もし自分に縫製技術があったのらなばやっていたかもしれない。
自分の好みの大きさ、形、色、デザインで。
布製の取っ手の部分は縫製がほつれたのを縫い直した跡がある。
何とも下手糞で、糸の色も違うし縫いました感ありありだ。
何を隠そうしぶーのは裁縫が苦手である。
しぶーのの母親は若い頃、服飾系の学校で教鞭をとっていたことがあるらしい。
破れたりほつれたりした服は、夜のうちにほいと渡しておけば朝には繕ってある、それが当たり前という育ちをしてきてしまった。
なので趣味の木工電気工作は好きだが、どうも裁縫は苦手なのだった。
このバッグを入手する数年前、しぶーのがまだ中学生だった頃。
時は1985年ごろのこと。
当時の中学生の運動部の間で爆発的に人気があったスポーツバッグがあった。
携帯電話もインターネットも普及していない時代、ものの流行は雑誌やテレビしかなかったあの頃。
知る人ぞ知る、マジソンバッグだった。
例外なく部活生は誰もがあの黒いバッグを持っていた。
今思えば何故あのデザインが流行ったのか判らないが、当時あれが最もナウいデザインだった。
調べによると当時あのバッグは偽物も多く出回っていたらしく、しぶーのが流行の末期に誰かのお下がりで入手したものも偽物だった。
高校へ入学すると学校指定意外は認められなかったので必要がなくなり、いつしかブームも消えていた。
さて、そんなある日、いつものようにいいバッグはねえがやと物色していると・・・。
シューズバッグ。
まな板に乗せるなよ。
運動靴を入れる専用のバッグだが、その中でも大型のもの。
大きさ、デザインは申し分ない。
だたいかんせんこれは肩掛けではない。
横に取っ手が着いているだけのものだ。
まあシューズ入れですからね。
ううむむむむ・・・。
もしお前に肩バンドがあったら即連れて帰るのに・・・。
売り場で固まるしぶーの。
「改造したら?」
またしても悪魔のささやきだった。
いや、嫁のアドバイスだった。
そうか、これに肩バンドがつけばいいのか。
ファスナーの横にはDカン取り付け可能な布帯の輪がある。
プラスチックのDカンにのこぎりで切れ込みを入れて、布帯に通したら熱収縮チューブで閉じる。
これでまず一つDカンはついた。
しかしこれも片一方だけなので、反対側につける必要がある。
ホームセンターで買ってきた布製の帯。
はさみで切ったら切り口をライターで炙ればほつれてこない。
これを輪ッかにして取り付ければいいのだが、縫うのは苦手だ。
というわけで縫わずにいい方法、結束帯で止めてしまえ。
電気のコードとかワンタッチで束ねるやつ。
あっという間に取り付け完了!
完璧だ。
しかもこのバッグならば、例えコレがダメになっても、替わりはいくらでも新調できる。
なんと素晴らしいことではないか。
使ってみて、帯が長かったのでもっと短くしたい。
これも布の帯なので端の部分が縫い付けてある。
やはり苦手な裁縫をせねばならんのか。
そこで手芸屋さんにあるカシメパンチの出番。
帯を折り込んで金具で留めてしまえば、縫う必要なくあっという間に出来上がり。
カシメパンチを使えばこんなこともすぐできる。
コレさえあれば楽器ケースの帯などのリベットも修復できる。
ある意味最強ではないか!
(2017.11.21)