ポケモンの聖地?鶴舞公園の今
愛知県は名古屋市、昭和区鶴舞1丁目にある鶴舞公園。
画像はYahoo地図より引用
地名や駅名は鶴舞(つるまい)だが、公園名は鶴舞(つるま)公園といい、古くからの呼び名を残している。
この公園、少し前にかなり話題になったことがある。
ご存知の方も多いと思うが、2016年7月22日に配信された「ポケモンGO」というゲームにより、人々がこの公園に殺到するというニュースがあった。
画像は日経電子版2016/8/6の記事より引用。
プライバシー保護のため加工しています。
夜中になっても多くの人が集う異常な事態となった。
人々は言う、この鶴舞公園はポケモンの聖地であると。
地図をズームアップ!
画像はYahoo地図より引用
この噴水の池を上から見ると、ゲーム中のアイテム「モンスターボール」に見えるということも人気の一因なのだそうな。
もともとコスプレの聖地とも呼ばれるこの公園、何かとマニアックな人々が集うことでも有名なのだが・・・。
さて、世間はそろそろ9月も終わりに近づき暑い夏の名残もいよいよ秋の気配、そんな今あのポケモン公園もとい鶴舞公園はどうなっているのだろうか?
JR中央線鶴舞駅前。
地下鉄の出口もあり、この公園の玄関口にあたる。
平日の夕方、まだサラリーマンは仕事中なので人の姿はまばら。
いきなり現れるのが例の噴水塔。
この噴水があのモ(以下略)なのは、上から見ないとわからんね。
うわっちょ!
やはり相当大変だったようですな。
あの騒動以来、あちこちでこのような張り紙が増えた。
ゲームはマナーを守って楽しみましょう。
どれ、いっちょあたくしもやってみるとしますか。
ってか、でらガラケーだがや。
噴水といっても、このギリシャチックな塔の上からバチャバチャと水が滴り落ちるという仕組み。
上から見ると平面的だが、中央の塔の両サイドには階段があり立体的だ。
この噴水塔は名古屋市指定文化財であり、名古屋市都市景観重要建築物に指定されているとか。
塔の下の池は雨のような状態に。
隣の名古屋市公会堂では何らかの催し物が終わったのか高校生がうじゃうじゃと出てきていた。
公園の中央にはローズガーデンがあり、色とりどりのバラの花が来園者を楽しませている。
色とりどりの・・・
教訓
植物には季節がある。
野外ステージの客席には囲碁や将棋を楽しむ老人たちが集っていた。
あれは奏楽堂。
1997年に開園当時の様式で再建されたということだ。
園内にポケモンらしき人々発見。
とはいえほんの数人だけのようだ。
もしかするとポケモンとは関係なく帰りの電車の時間を調べているだけなのかもしれない。
園内にはいくつかの池が、日本庭園らしき落ち着いた風情もあり、あちこちのベンチでは午後のひと時をぼーっと過ごす人々の姿が見られた。
池にはよく見るとでっかい鯉が泳いでいました。
これは池だった場所を菖蒲畑にしたのだろうか?
ある意味景観を損ねずに管理を楽にする最良の方法かもしれない。
平日の午後、人もまばら、ベンチで寛ぐ人々、犬の散歩をする人々・・・。
騒動の去った公園には、秋の静かな空気が漂っていました。
と、言いたいところだが、
この日名古屋はギラギラと照りつける日差しと何とも言えぬ湿度で31℃を越すくそ暑い日となりました。
9月も末だというのに、あと数日で衣替えとはとても思えぬ夏日となりました。
この鶴舞公園の果てに、奇妙な緑地がある。
これは隣接する八幡山古墳で東海地区では最大の円墳だそうな。
直径は100m弱、高さは10mほどの古墳だが、都会のど真ん中にあるのが何ともシュールだ。
古墳の敷地内は立ち入り禁止になっていて登ったり石室を見たりすることは出来ない。
周囲にぐるっと道がありきれいに整備された様子を見ることが出来る。
人の入らない場所で、カラスと猫がのうのうと寛いでいました。
(2016.10.2)