うさぎ岩に登った


世界一のこま犬がある岐阜県瑞浪市八王子神社の裏山から、うさぎ岩へと通ずる登山道入口があった。

前回はなんとなく大変そうな予感がしたのと、時間がなかったので途中で断念したが、今回はそのうさぎ岩までの到達を目指す!






この神社の裏山の登山口の看板に沿っていかにもそれらしい道を登ってゆくと、一旦民家のそばに出て拍子抜けする。

 



本当の登り口は、民家の庭先のようなところにある。



おんや?看板に薄くマジックで書いてある。

「1km 40分」

ハイキングコースなどの看板にはこのような手書きのメモがあることも多い。
じつは結構正確な情報で参考になる。

「1km 40分」ということは結構遠い
大体においてこのような書き込みされる人は山に慣れた健脚の人。
都会の軟弱者が登る場合、もう少し覚悟したほうがいい。




いざ登り始めると予想通りというか、結構急な登り道である。



かと思えば尾根道を歩く時もある。



単純に山の斜面をつづら登りして行くだけかとおもったらもう少し地形は複雑なようだ。



尾根になったり緩やかな道になったり変化に富む。

看板があるので迷うことはなさそうではあるが、あまり人が通らないと見え、道には落ち葉が積もっていて判りにくい所もあった。
おまけに急な斜面では落ち葉の上は滑りやすく、滑りにくい靴でないとキツイかもしれない。



途中、なかなか傾斜のきつくスリリングな場所もある。
本格的登山に比べれば何のことはないが、急斜面ですべった場合落ちる恐れがありそうだ。

万一滑って落ちそうになったら無理に踏みとどまるよりも、思い切って近くの大木に抱きついたほうが怪我が少ないかもしれない。



途中で数人の家族連れと思しき御一行とすれ違ったが、その他には人の気配はない。
ちょっと散歩がてらに登るというにはこのコースはキツイかも知れない。
(山馴れした人にしてみれば何のことはないとは思うが・・・)




途中休み休み、どれくらい歩いただろうか?30分くらいか?

だいぶ登ってきた。
右のほうの谷底から水の流れる音が聞こえる。
沢があるようだが、遥か下のほうらしく木々に阻まれて見えなかった。
ここまで景色はほとんどない。

道の横に巨岩(とはいっても3mほど)があった。
山の上に突然似つかわしくない巨岩があるあたり、この地方の山らしい。

なんとなくゴールが近い雰囲気。



しばらく行くと木々の間から見える明るい空間。



木が刈り払われている。



目線を右に向けるとそこにはあのうさぎ岩が!

確かに、うずくまって空を見上げるうさぎの姿。
本来ならば木に埋もれて下界からは全く見えない場所なのだろうが、今年の干支にちなんでフューチャーされたようだ。
見事に周辺の木々がなくなっている。



疲れたのでしばしここで休憩。

ここは急斜面なのでゆっくりと座る場所がない。



強烈な春霞の中、決して見晴らしはいいとはいえないが、視界が開けているということは風通しがよく、汗ばんだ体に心地よい。

以前うさぎ岩を眺めた下界のコンビニが見える。



この開けた場所、じつは肝心のうさぎ岩からは少し離れている。

この場所とうさぎ岩との間には深い谷があり、この上の尾根から回り込む必要がある。



あのうさぎ岩にたどり着くにはもう少し登らなければならない。

結構な急斜面なうえ、道がわかりにくく人の踏み固めた痕跡がない。
ここから先はあまり人が進んでないようで、恐らく多くの人が先ほどの刈り払われた場所で引き返しているのだろう。

所々木にリボンが巻きつけてあって目印にはなるが、看板はなかった。



少し登った分岐点らしきところでおよその勘を頼りに道を下る。
落ち葉で滑りそうな急斜面を慎重に降りてゆく。



木々の間から岩が見えてきた、あれは間違いなくうさぎ岩。



うさぎ岩の上部に出ます。
ここから眺めたうさぎ岩はうさぎに見えないが、達成感がある。

ここも急斜面なので、ゆっくり腰を落ち着ける場所がないのがきついところだ。

岩の周囲を一周できそうだったが、高所恐怖症のしぶーのにはこれ以上は無理。



しばし休憩。

すぐ後ろは崖



春霞の中、歩ゆっくり歩くことおよそ一時間。
予想していたよりもキツかった。

残念ながらあまり景色のいい日とは言いがたかったが、久々にいい汗をかいた。




ニンジンうめえ。


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