折々のお料理
飽くなき食欲が生んだ料理や食の研究 |
夏カレー
今年もやってきました地獄の夏。
夏は毎年必ずやってくるが、今年(2020年)はいつもの夏とちと違う。
世界的に新型コロナウイルスが猛威をふるい、誰もが経験したことのない恐怖の夏。
できることならば不要な外出を避け、家でおとなしくしていたい。
というわけで極力エアコンを使わないしぶーの家では、扇風機に当たりながら汗をだらだらとかくのが夏の暮らし。
そんな中でやはり辛い物でも食したくなる。
と言うわけで暑い夏にぴったりのカレーでも作るとしようか。
すでに軽い夏バテ気味で辛い物の苦手な嫁から一人で勝手に食え(要約)との仰せがあったので、ここは思いっきり辛くしたろうやないか。
そう言えば夏カレーの定義とはなんぞや。
南国を思わせるようなエキゾチックでスパイシーな香り。
具が海をイメージするシーフード。
オクラ、トマト、なすなどの夏野菜が使われている。
こんなところだろうか。
いや待て、もっと大事なことがあるはずだ。
長時間煮込むことなく、なるべく短時間で作る。(←結構重要!)
このクソあちい中、弱火でじっくりなんぞやってられるか。
強火でささっと完成させるに限る。
タマネギ、ニンジンはすりおろす。
タマネギはみじん切りでもOKだ。
できるだけ早く火を通すのと、長時間煮込んで野菜が溶けたのを再現する。
最近のしぶーの家のカレーはもっぱらこのバージョンだ。
カレーはニンジン味、こう言っても過言ではない。
ちなみにジャガイモは入れたり入れなかったり。
水を足し、やじゅうを足し、ローレル一枚放り込み火にかける。
下味付けはコンソメや中華調味料で少しだけつけておく。
煮立ったら肉を投入。
さすが夏なので煮立つのも早い。
今日はなんと牛肉様。
料理の鉄板ネタ、落としブタの牛肉版。
脂身の多い薄切り肉なので煮込む時間のない時の料理に最適。
ここでオクラやなすやアスパラトマトなど夏野菜を入てもいいが、今年は長雨の影響で野菜が高っくてかなわん。
【広告】
|
数分で煮立つので、煮立ったら火を止めてカレー粉を投入。
今日はできるだけサラサラにするため、ジャワ少量をベースに粉のカレーを大量にぶち込む。
最近は本格的なカレー粉が簡単に手に入るので便利だ。
最後にもう一煮立ち、仕上げにガラムマサラの粉を振る。
暑い夏なので火を使う時間は短く、できるだけ短時間で。
カレー粉は投入後できるだけすぐの方が香りがいいとの意見もある。
長時間煮込んでないので肉が少々固いが気にしない気にしない。
夏らしく、サラサラのカレーのできあがり。
汁の多いカレーがポソポソの麦めしによく合う。
しゃびしゃびサラサラ、モロ香辛料!
汗をだらだらかきながら熱々のカレーを食する。
夏の浜辺や、山間の河原で蝉の声を聞きながら・・・。
こんな景色が目に浮かぶ・・・。
夏の風景によく似合う。
つうか・・・辛ぇ!
そして・・・
炭酸水うめぇーーー!
(2020.8.11)