折々のお料理
飽くなき食欲が生んだ料理や食の研究 |
たまねぎのスープ
たまねぎが余ったのでスープを作ろう。
寒い冬の夜にぴったりな、体も心も暖まる一品。
ってなんじゃこりゃ!
本当に切れっ端でないかい!
まあよい、贅沢な材料をふんだんに使えば料理もまた旨かろう。
しかし料理の真髄は、少ない材料でできるだけ美味に、これぞ庶民の料理の基本ともいえる。
難しい話はともかく、このたまねぎの切れっ端ももったいないので有効に活用しましょうか。
火の通りを早くするためにできるだけ薄く切ります。
顕微鏡で細胞の観察ができるくらい薄くスライス。
ここで正しいたまねぎスープの作り方。
スライスしたたまねぎをバターで飴色になるまで炒めた後、ブイヨンを加えコトコトと煮込む。
と、説明すれば簡単なのだが・・・。
今日はさらにシンプルに。
最速5分で作る!
ナベにカップ1杯強の水、コンソメ小さじ1、塩コショウ少々とぶち込み、強火でガンガンに煮立てる。
以上、それだけ。
煮立てること数分、たまねぎが透き通ったら完成。
最初に飴色になるまで炒めていないので色は薄い。
色をつけるためにしょうゆを1〜2滴たらしても美味。
要はコンソメにたまねぎの香りがついただけのスープなのだが・・・。
カップに移し、パセリなど散らせばなかなかそれらしい。
クルトンなどないのでこれまたパンの切れっ端で代用。
驚くほど手軽にできるが、意外と本格的(っぽい)ものができる。
(2018.2.6)