名古屋市農業センター delaふぁーむ


名古屋市の天白区に、市が営む農業センターという施設がある。

農業センターは、名古屋市の農業振興をはかるため、昭和40年4月1日に開設され、農業技術の普及・指導を行ってきました。今では名古屋の都市化にともな い、農業に親しむ機会の少なくなった市民に、農業に親しみながら、ゆったりと憩うことのできる施設として利用されています。
 ウシやヒツジの放牧 場、さまざまな鶏がみられる展示鶏舎、ふ化の見られるふ化展示室などの畜産施設、花の展示施設、野菜の栽培温室、野菜の畑などの園芸施設、芝生広場と約 700本のしだれ梅園などを自由にご覧いただけるほか、農業センターで搾った生乳を使ってつくられた牛乳・アイスクリームも楽しめます。

(サイト内より引用)

名古屋市農業センター



愛称はdela(でら)ふぁーむ



でらとは名古屋弁で「すごく」とか「大変」という意味。
もともと大変なことという意味の「えらい」に強調の「ど」が付いて「どえら」になり、やがて「でら」になった。

用例:でらうみゃーでかんわ

訳:大変美味しいのでいけませんねぇ
(なにがいけないのかわからないが、とにかく名古屋人は○○でかんわをよく使う。)


なんでもかんでも名古屋弁に落ち着くネタに若干の違和感を感じつつも、きちんとした意味があるらしい。

Delicious(美味しい):美味しいものがたくさんあり、
Enjoy(楽しい):来園者みんなが楽しみながら自然と親しみ、
Learn(学ぶ):学ぶことができる
Agriculture(農業):農業センター

平成27年に開園50周年を迎えるにあたり、より多くの皆様に身近で気軽にご利用いただける施設とするため、親しみやすい愛称を募集して決まったとのこと。

考えた人も選んだ人も、間違いなく生粋の名古屋人のセンスだと思う。





広大な敷地と言うわけではないが、実験的に作られた畑などがありこじんまりとした田園を体験するにはお手ごろな場所だ。


畑の中を歩くのって何年ぶりだろうか。

大人になるとできなくなる。
(考えてみれば他人の土地だもんな)


人もまばらなのでのんびりと散策するのにはもってこいかもしれない。


休日にはここがひよこの触れ合いコーナーになるのか?



静かなデートコースには最適か。

と、言いたいところだが、休日やイベントのある日には駐車場に続く道が渋滞するほど込み合うらしい。

駅から少々歩くが、電車で来る方法を選ぶのが無難かもしれない。




名古屋の地鶏と言えば全国に名のとどろく名古屋コーチン
この名古屋コーチンを大量に飼育して生産している場所でもある。

稼動中のひよこの孵卵器が展示されており、運がよければ卵から出てくる様子を見ることができる。


ぴよぴよがうじゃうじゃいる



その他にもいろいろな種類の鶏が飼われて展示されている。


鶏が小さい声で「カカケ〜」と鳴く時は穏やかで機嫌がよい時である。




豚さんもいるが触れ合うことはできない。

餌に夢中でこっちを見向きもしなかった。




牛たちはのんびりと現代社会とは別の時間軸で生きている。




ここで、牛さんと仲良くなる秘訣




それは掻くこと。

手を熊手のように広げ、渾身の力でガリガリと掻く!

でかい動物は大抵何処かしら痒いが自分では掻けない。
そこでガリガリと掻くと大変喜ぶ。

場合によっては涙を流して喜び、「もっと掻け」とばかりに体を寄せてくる。



愛知牧場で飼育員に間違われること3回

この日も牛を掻いている後ろで通り過ぎる親子連れの「ほら、飼育員さんが・・・」というのを聞き逃さなかった。




手真っ黒になるけど。




搾乳体験の練習用なのだろうか?原寸大牛のカッタウェイモデルが不気味だった。




愛知牧場と同じように、濃厚なアイスが美味。




入り口付近の売店では牛乳や野菜なども販売されており、この日も芋や野菜を大量に買って帰った。




夕暮れ時、なかなかいい風景。



都会っ子が体験する、束の間の田舎風景。

名古屋市農業センターは都会の中のオアシスともいえる。





いやいやいや、名古屋はそんなに都会ではありません。

ちょっと足を伸ばせばこんなかんじ。

リニモの車窓から広がる長久手市の田園風景。


〈2016.3.15〉


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