折々のお料理

飽くなき食欲が生んだ料理や食の研究


汁ポット


汁(ぢる)ポットを買った。

世間一般では水筒とも、いわゆるステンレスボトルというやつだ。


今回入手したのはなかなか小さく、容量はたったの200ml。

水筒として持ち歩くにはほんの一飲みで終わってしまいそうな量である。



今世間では水筒がトレンディ(死語)らしい。



それもちょっとした散歩や、薬を飲む用などに持ち歩くごくごく小型のものが人気のようで。


と、いうことで時代の流れに乗って買ってしまったのだが、しぶーのの目的は飲料水ではなかった。



弁当などで暖かいスープや味噌汁を携帯できるいわばスープジャーというもの。


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これの小型版というわけだ。

水筒として作られたものにスープを入れてもいいじゃないか。

手に入れたものは活用してこそである。

いわゆる汁(ぢる)ポットとしてのデビューだ。



【警告】

取扱説明書では

「みそ汁、スープなどの塩分を含んだものは入れない。腐敗・変質・サビのおそれ。」

思いっきり禁止されているではないか。

しかし世間のスープジャーができることが、このステンレスボトルに出来ないわけがない。
というわけで、腐敗・変質・サビようが、すべて自己責任、この先どんなことが起きようと、メーカーや製品のせいにしないと誓い実行する。




200mlという量はちょっと少ないが、小型なのでポケットにも入る。

そしてこのステンレスボトルは保温力もなかなかなのだ。

寒い冬の夜、外を歩く時などポケットに暖かい飲み物が入っているだけで心強い。



例えば初詣、大晦日の深夜に地下鉄に乗り、シャチの国で最も大きな神社に詣でる。

寒い中を歩き回り、帰りの地下鉄のホームで一息つく。




中身はコーンスープ

200mlはほぼカップ一杯分。
作ってから4時間ほど経過していたが、まだまだ熱々だった。

これがあればどこでもスープが楽しめる。


うむ、正直これはいい。





弁当と一緒に持って行きたいのはやはり味噌汁



口が狭いので作るときにやや大変だが、これでいつでもどこでも味噌汁タイム。

朝作って昼でもまだしっかりと暖かい。

どうせインスタントならお湯だけ入れて行けばと言うツッコミは置いといて・・・。




さて、コーンスープや味噌汁を入れると、ものの見事に匂いが残る

フタのパッキンもゆすぐだけでは不十分、使うたびに外してしっかり洗う必要がある。


しかししっかり洗ってもパッキンの部分が匂うのだ。

スープなどを入れればゴムのパッキンが油にさらされる訳なので、長持ちはしないと思う。

ここは消耗品と割り切って、だめになったら交換しよう。




もういっそのこと汁系の食品入れにしてしまってはどうだろうか?

さすがに口が狭いのでカレーやシチューなどの具の多いスープを入れるには適さない。




というわけで茶漬け

なかなかあり得ない光景。

ちなみにあらかじめ鍋で作っておいてからいれました。


これでいつでもどこでも茶漬けターイム!




ところが、茶漬けの場合、ボトルを傾けてもご飯が出てこない。

振り回してもすぐに沈んでしまうのか全然ご飯が食べられない。
残念、これは失敗である。

他の容器に移す持ち運び用なら使える。

だったらお湯だけ入れて、その場で作る方がいいのでは。






さて、今日の昼の弁当は炊き込みご飯

???


ちょうど茶碗一杯分弱、162g入った。

小さな匙で詰め込むのが大変だった。

容量は少ないので弁当がこれだけというのは寂しい。


そして当然ながら食べにくい


直径が小さいのでなかなか食えんのよ。


それにしても液体ほどではないがそこそこの保温力がある。



ここはやはり初心に戻り、液体の保温保冷を生かした使用法は何か・・・。


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熱燗

期待通り、いつまでも熱々のお酒。

仕事場のデスクの片隅なんかに置いてこっそり楽しめるか?

その場合はこっち方がおすすめか → 外の呑みのすすめ


休日にパソコンを見ながらチビチビと、寒い日に河原や海辺なんぞ散歩をしながら呑(や)るには最高かもしれない。




炭酸飲料ならばどうか?


ちなみに取扱説明書には

ドライアイス・炭酸飲料などは絶対に入れない。
本体の内圧が上がりせんがあかなかったり、内容物が吹き出たり、部品が破損して、飛散する可能性があり危険。

ということだ。

つまりこれで怪我をしようが死のうが、製品やメーカーには全く責任がないことを明言しておく。


炭酸水

ほほう、保冷が出来てフタが出来るというのはなかなかよい。

タンブラーに注がれた炭酸飲料はなるべく早いうちに飲み干すことは常識であるが、フタが出来るとずいぶん余裕が生まれる。

机の上に置いていても、一時間くらいは余裕で冷えたままだ。

そしてフタが出来れば炭酸の抜けも防げる。

素晴らしい。



ということは・・・。



ビールもOK!

これでビールをチビチビ飲むことができる。

普段はビールを注いだら炭酸が抜ける前に、温まる前に飲んじまうに限るが、これならばぬるくならず、炭酸も抜けにくい。

冷えたビールを一口ずつチビチビ飲む

これはいい。

新しい飲み方である。




要は単純にフタが出来て保温力のあるタンブラーと考えれば最高である。

もちろんメーカーの推奨する使用方法ではないのですべて自己責任で。


もっとでかいものが欲しくなってきた。


(2020.2.22)


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