折々のお料理
飽くなき食欲が生んだ料理や食の研究 |
しらす丼
昨年末に江の島を訪れて、その時に食したしらす丼。
シンプルな料理なので存在は知っていたが、自分の中でそんなに重要なメニューではなかった。
正確には「鯵しらす丼」。
ちりめんじゃこおろしに入っているあのボイル小魚が搭載された丼。
味は当然知っている魚の味。
しかし江の島で食したしらす丼は空腹だったこともあり、自分の中のグルメフォルダ中上位にランクインした。
なんと美味なのだ!
なぜ今まで気づかなかったのだろう?
いや、知ってはいたが・・・。
幸い複雑な料理工程はないので似たようなものなら再現は可能だ。
とういうわけで、簡単に作ってみましょ!
しらすとは広い意味では色の白い稚魚を指すが、スーパーで売られているのは主にカタクチイワシの稚魚だそうな。
塩茹でしただけのものが釜揚げ、その後の乾燥度合いによって「しらす干」「ちりめん」「かちり」などの呼び方にかわってゆく。
スーパーで売られていたしらす干しを用意しました。
春先には運がよければ生しらすが並ぶこともあるが、こちらは年中手に入るし値段も安い。
ほかほかごはんに切り海苔を敷いて・・・
その上にがばっとご飯が見えなくなるほど容赦なく乗っける。
海苔としらすどっちが上でも構わない。
おお、小タコハケーン!
これはなかなかBP(ボーナスポイント)高いぞ。
しらすにはよく見るとカニやタコやイカが混じっている。
星座にまぎれるメシエ天体(星雲や星団)を探すようで楽しい。
なんのこっちゃ。
きざみねぎを散らして完成!
醤油を滴々とかけながら食します。
薬味にはしょうがやわさびが良く合う。
とってもシンプルだが、このひとつひとつがすべて命だと考えると旨さも倍増、一匹残らずありがたくいただきましょう。
江の島で食した鯵しらす丼を真似てみました。
スーパーで買ってきた鯵の刺身を乗っけただけ。
ついでに半熟温泉卵も、バリエーションは色々楽しめる!
(2017.4.6)