趣味の電気工作
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直列並列切り替え式電源ユニットを作る
いままでどうして作らなかったのだろう?
素人ながらも過去に様々な電気工作をして、電池に関する実験的な接続は数多く行なってきた。
そのたびに電池ボックスとリード線を捩って繋ぎ(半田付けが面倒なので)、その場しのぎの配線で行なってきた。
このたびモーターの実験的な配線のため、電源が必要になり作ってみることに。
電池を持つ手、接続部分を持つ手、モーターをもつ手、足りない。
一言でいえば電源ボックス、それも電池1本の1.5Vと2本の3Vのどちらも使えるもの。
電池の向きや配線を変えずにスイッチひとつで切り替えができる電源というものである。
過去に直列並列切り替え回路というものを作ったことがある。
(スイッチはひとつで連動している。)
並列(1.5V)使用の場合は電池1本でもOK。
スイッチひとつで2本の乾電池の直列と並列を切り替えるというもので非常に重宝した。
市販の電池ボックスを改造して立派なものを作ろうとも思ったが、大掛かりにリなりそうなので断念。
とりあえず家に大量にあるかまぼこ板の上に固定して使えるものにしよう。
今回は予めねじ類まで周到に準備。
いつもは作りながら行き当たりばったりにパーツを準備するが、それに比べてたいした進歩だ。
これにより製作途中でねじを探す時間が省ける。
よく考えれば最初に準備する時間と途中で探す時間は結局同じということも判った。
スイッチは2回路2接点というものを使用。
正直この呼び方には自信がない。
要は6本の端子が出ていて、中点があるON-OFF-ONというものだ。
接続は横に並んだ3つの接点で行なわれ、上下の回路はそれぞれ独立している。
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さて、以前どうやって接続したのかすっかり忘れている。
再び回路を考えてみた。
あれいかんいかん、しばらく電気工作をやっていなかったのであほになっているではないか!
ない知恵を絞りなんとかスイッチ中心の回路図を完成。
しかしここでも問題はあった。
この回路では、周辺を簡略化するためにスイッチ内での配線がある。
特に左上、ひとつの端子に2つの接続をする必要がある。
本来はこのような細かい配線作業は嫌いではないのだが・・・。
このところ老眼で見えんのよ。
というわけでなるべく細かい配線のない、現実的な回路図に変更。
スイッチ周辺の部分には配線を集中させないようにした。
何とか半田付けを終了。
しかし複雑に入り組んだ配線が少々みっともない。
むき出しなのでハラワタ見えまくり。
まあしかたがない、これは実験的な工作なので使えればよし。
エネループで動作確認。
直列で2.28V、並列で0.952V、我が家で使い古しの充電池なので電圧が低い。
さて、完成したこの電源ユニット、すこぶる好調です。
色々な実験的接続には必需品とも言える。
もしかしたらすでにこのような製品があるかもしれない。
せっかく苦労して考えて作ったので、あえて検索しないぞ。
なかなか出来は良かったので、ゆくゆくは木枠に収める予定です。
(2017.1.31)
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